今から5年前、95歳でこの世を去った「山田五十鈴」さんの波乱万丈の映画人生
下右の葬儀の際の写真の下に、天皇陛下からの献花がある流石ですね~
彼女は大阪の出身なんですね!父親は新派俳優の山田九州男、母は新地の売れっ子芸者
五十鈴さんは映画や舞台、それにテレビの必殺シリーズで三味線片手に清元を・・・
こんなシーンが良く見受けられたが、それもそのはず七歳の頃から母と一緒に習っていて
ナント11歳で名取になっているのだ・・だからアフレコでなくて、本人の声なのだ
このブログの為に調べて初めて知りました、「たぬき」の舞台もホンマモンやったんですね
さて、京都文化博物館のフイルムシアターでは、9月と10月の二か月間・・・
生誕百年記念「映画女優山田五十鈴」を特集してきました
私もこの機会に今まで観る機会がなかった作品を鑑賞することが出来ました
改めて、芸達者な山田五十鈴さんに巡り合うことが出来、
京都人の有り難さをつくづく感じております
そこで、彼女の経歴と代表作の一端を紹介したいと思います
彼女が映画界入りしたのが13歳の時、日活太秦撮影所の所長の口利きで
しかもこの所長と彼女の父親が新派俳優仲間だったので異例の幹部女優待遇で入社
デビュー作「剣を越えて」ではいきなり、大河内傳次郎の相手役に抜擢される
驚くのは、デビューして四年目〈1934〉17歳で日活オールスター超大作【忠臣蔵】にて
浅野内匠頭の妻に配役され、押しも押されぬ日活のトップ女優になっている
雑誌「映画の友」のグラビア写真から 【聖なる祈り】14歳の山田五十鈴
東宝に引き抜かれて東京へ・・・その第一作作品が【鶴八鶴次郎】・・・
歌舞伎出身の長谷川一夫と清本出身の山田五十鈴との初共演・・21歳の作品
あの演技派の「加藤嘉」との結婚があったのにはびっくりである
劇団民芸の左翼的な新劇人・加藤嘉との結婚で彼女の思想も急速に左翼方向へ
この頃社会派作品で積極的に汚れ役に取り組み【人民女優】と呼ばれるように
この当時、毎日映画コンクールとブルーリボン賞で主演女優賞をダブル受賞している
こんな作品もあった・・・「猫と庄造と二人の女」、この作品で彼女の演技に見惚れてしまった
森繁久彌を巡って二人の女、香川京子と正妻役の山田五十鈴が素晴らしかった、こちらはその撮影風景での山田五十鈴
さていよいよ黒澤作品です、最近観た【どん底】と【蜘蛛巣城】からスチールを
「蜘蛛巣城」での怪演、第八回文化庁芸術選奨受賞、「どん底」とで二年連続キネマ旬報女優賞を
もう一つ山田五十鈴と云えば、テレビの世界でも大活躍をしている、御存じ必殺シリーズ
このシリーズの出演は1975年から1981年まで58歳から64歳まで、まだまだ色気があった
色気と云えば、娘の嵯峨美智子も独特のお色気女優だった
嵯峨美智子の写真を見ながら・・・山田五十鈴の生誕100年も幕を閉じます
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