施政方針演説

　第１回定例会が始まり、市長による平成２２年度施政方針及び予算提案説明が行われました。

　そのなかで、池子問題について「３２年ぶりの返還を実現させることが、私の任期中の最大の使命であると受け止めています。」、「４０ヘクタールの返還を約束すること、返還にあたって財産処分の優遇措置を図ること、返還後の整備に対して財政支援をすることを求める。」と述べ、「文書に対する国からの対応を見極め、市としての対応を考えてまいります。」と述べ、返還協議に入ることを宣言しました。

　交渉は簡単ではありませんが、国はこれまでの逗子市の苦しみを理解し、市長の求めに応じて誠意をもって対応して頂きたいものです。

　池子の一部返還は多くの市民が期待するところであり、私も後押しをしていきます。

　また、ごみ処理については「ごみ、ゼロの社会に向けた広域的連携こそ必要としています。今まさに、大量生産・大量消費・大量破棄・大量焼却という２０世紀型の政策に終止符を打ち、２１世紀型の、生産から消費まで社会全体でごみを生まない循環型システム、すなわちゼロウェイスト社会の実現を目指して、本格的に取り組むことをここに宣言いたします。」と「ゼロウェイスト社への挑戦」を戦略課題として重点的に取り組むことを述べました。

　これは市民の協力なしでは実現は不可能であり、先日のような対応では、市民からの理解は得られません。

　市民に対する行政側の丁寧な説明がカギとなるのではないでしょうか。

　施政方針及び予算提案説明に対する代表質問・質問は１６日、１７日に行われます。