6月18日に行った、一般質問の「逗子高校跡地利用について」の質問と答弁の概要は以下の通りです。
私:令和5年3月31日をもって完校となった101年の歴史のある逗子高校の卒業生は逗子市民も多く、私が久木中学校を卒業した際は、一番多くの生徒が進学したのが逗子高校でした。
そういったこともあり、逗子高校の跡地利用については、卒業生を中心に多くの市民が関心を寄せており、これまで複数の同僚議員が質問し、具体的な提案もしています。
令和5年第4回定例会の同僚議員の一般質問において
市長は「県自ら活用することはないということで、県と売却条件についてのやり取りをしているところでありますけれども、具体的な行政目的を持って逗子市として検討しているという段階ではないものであ
りますので、まずは売却条件等を含めて様々な可能性について県の考えを確認しているというのが現状であります。」と答弁されています。
4万㎡もの逗子高校敷地は逗子市民の福祉の増進を図るために、活用すべきです。
そこで質問は、
逗子高校跡地利用について、この間、どういった検討がなされたのか、どのような可能性があるのか、逗子市から民間事業者の利用も含めて何らかの考えを県へ伝えているのか、市長に伺います。
市長:当該地は市域において広大な土地であることからも、市のまちづくりの課題解決につながる利活用が出来ないか考えてはいるが、行政目的をもって市が当該地を取得することは大変難しい。
当該地にはレッドゾーンや老朽化した校舎もあるなど利活用には多くの課題があり、財政負担の面からも現実的には難しい。
市が公共用に取得しない場合には、競争入札により売却されることとなるが、県からは、まちづくり上の観点等から地元自治体が副申を添える場合、民間事業者へ随意契約による売却を行った例もあると伺っており、そういった可能性も含めて県の考えを確認しているもの。
私:逗子アートフェスティバルでの一時利用の例がありますが、県が財産処分するまでの間、民間の団体や事業者に対して、逗子市の負担が無く公益性のあるものであれば、逗子市がバックアップして一時利用を県と協議して行くことはできないか、市長に伺います。
市長:一時利用について、利活用の内容等によって市としての関わり方は検討させて頂くものだが、判断は県によるものと認識している。
県としては、処分は売却が前提であり、過去に賃借した事例もあくまで売却までの一時的な対応と伺っており、当該地についても処分できる状況が整えば、速やかに事務が進められることから、複数年単位での一時利用は考えにくいのではないかと受け止めている。