警察が7月9日に発生した連続通り魔傷害事件の犯人であるアメリカ米海軍横須賀基地に所属する兵士クリーガーダニエル29歳を傷害の疑いで書類送検したとの連絡がありました。
ただ、詳細については各社ニュアンスが異なり、「取り押さえて事情を聴いたが関与を否定し、逮捕しなかった。」、「目撃証言しかなかったため逮捕に至らなかった。」と警察が逮捕しなかった理由が曖昧です。
現場に居合わせたもの全員が現行犯逮捕と受け止めているからです。
「米軍人だから面倒くさいので逮捕せずに帰した。」と逗子警察が判断したのではなかと事件関係者の間では警察に対する不信感が積もっていただけに、警察は、書類送検にあたって起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたことには大きな前進と受け止めています。
さて、逗子市議会はこの事件を受けて先の定例会の初日9月6日に「決議案第1号 米兵による連続通り魔傷害事件に抗議し、綱紀粛正と被害者への謝罪と賠償を求める決議」を全会一致で可決しています。
そこでは、「逗子市議会は、米軍に対し、被害にあわれた方へ謝罪と賠償を行い、米兵に対する指揮監督権を強化し、国内法令の遵守の境域を徹底させ、綱紀粛正、逗子海岸への来場自粛を強く求める。」としています。
米海軍はこれまで、本人が否認してることや逮捕されていない、起訴されていない事を理由に謝罪をしていません。
書類送検とは言え警察は起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたことを重く受け止め米軍による早期の謝罪と改めて米兵の逗子海岸への来場自粛を強く求めます。
そして何よりも犯人の厳しい処分を求めます。