北京五輪で相次ぐ中国有利の〝不可解判定〟を受け、韓国メディアが「中国運動会だ!」と続々と怒りの声を上げている。

今大会ではショートトラックの混合リレーや男子1000メートルなどで露骨な中国有利の判定が続発。直接的に〝被害〟を受けた韓国や米国、ハンガリーなどが続々と声を上げて中国を糾弾する姿勢を鮮明にしている。

そうした状況を受け、韓国の放送局「JTBC」は北京五輪を「中国運動会だ!」と猛批判。「今、この状況でさらに怒りのゲージが上がっている。開始から浮き彫りになっている各種の偏重判定論議のため、北京五輪に対する批判の世論が大きくなっている。特に韓国では、開会式の韓服(チョゴリ)論争まで加わり、反中情情に火がついている」と世論で中国への反感が強まっていると指摘した。

韓国紙「毎日経済」も「追い抜けば無条件に反則なのか」と強い言葉で大会の主催者を非難した。

しかし、中国側は多くの批判に対して真っ向から反論。中国紙「環球時報」は国際スケート連盟(ISU)が「判定に対する韓国とハンガリーの提訴を棄却」と強調して報道。さらにこの記事に中国人ファンから多くの声が寄せられ「平昌でできなかったことをたくさんしただけだ」「韓国選手たちこそ、なぜこんなに反則を起こすのか」「高画質のカメラに感謝するよ」となどと韓国側への〝応戦〟や、判定を支持する声が続々と上がった。

序盤から大荒れの様相を呈している北京五輪。まだまだ波乱が起きそうだ。