緊張の糸が切れ、ちょっと気楽になった。
体調もいいし、これだったら夕飯作れるかなと思って、歩いてすぐのスーパー、パン屋さんまでゆっくり歩いてお買い物してみた。
買いすぎない、重いものは買わない
そう言い聞かせながらあれこれと見て歩いた。
久々に一人でお買い物してる喜びと、人混みですぐ疲れてしまう体力のなさで複雑な気持ちに。
今夜は麻婆豆腐と野菜炒めを食べたいと思って材料を買った。
帰宅してちょっと横になった。
ご飯を炊いて、下拵え。
30分ぐらい立ってたら疲れてしまって、結局主人が帰ってから作ってもらった。
野菜炒めってやっぱり難しい。
全部の野菜をいっぺんに炒めたからもやしが糸みたいに変身していた。だんなさんには言えなかったけど。
味付けに削り鰹を入れて工夫していた。
でも、退院して初めて一人で買い物して下拵えまでできたことを喜ぼう。
あれもできないこれもできないと嘆くよりちょっとでも前進してることを励みに、少しずつできることを増やしていこう。
日本の娘から荷物が届いた。
私からのリクエストに加え、娘チョイスのものもたくさんあって温かい気持ちになる。
お茶の濃さを調節できるボトルはヒット。
娘の手紙の中に
「お母さん=病気と考えるとしんどいけど、お母さんを構成してる一つの要素なんだと思ったら気が楽になった。一つ要素が増えたけどそれ以外は何も変わってないんだ」とあった。
私を構成する一つの要素。
娘のおかげで今まで以上に病気を受け入れる覚悟ができた。
常に揺れ動く自分のことも、家族や友人は近くから遠くから見守ってくれているのだから
甘えて頼っていこうと思う。