横になりたいなぁという気持ちに一回もならなかった。
副神様の気まぐれか。
そしてそして、コーヒーが飲めた。
ムッキーがない。
ビリーは相変わらずだけど、たいして気にならないぐらいに慣れた。
昼ごはんに納豆ご飯。
夜はちらし寿司。
ん？
なんだか喉があまりぎゅっとならないなぁ。
味が変だと感じない。
これは体が薬の副作用に慣れたのかな。
以前感じた感覚と同じだ。
いやいや、待てよ。
あまり喜ぶな。
また逆戻りしたらガッカリするから。
でも、副神様が寝過ごしてるうちに
食べたいものをいっぱい食べておこう。
元気になってみると
具合が悪くて横になってばかりの時は、
気合いでどうにかなるものではないことがわかる。
それぐらい体調に差があるものだ。
だから
ダメな時は諦めて寝る。
ジタバタしても仕方ないんだ。
元気になると
考え方も前向きになるものだ。
明日も元気でありますように。
Mちゃんが誕生日のプレゼントにくれた本。
「もういちどそばに」
エラ•フランシス•サンダース作
前田まゆみ訳
コロナ前の日常
今ではしたくてもできない生活の断片が
散りばめられている。
「この日々の記憶は、ずっとのこる傷あとのように、思った以上に長く引きずるものになるかもしれない。
でも、それもいいさ。この星は、きっとまた私たちを抱きしめてくれるはずだから」
しみる。
日本に帰ったらみんなとハグしたい。
