
久しぶりに、実家へ。
ところが、町の様子が、すっかり変化。
なんでも、新幹線工事に伴う区画整理が始まったらしい。
実家は、区画整理には、かからなかったものの、
ほんの道路一本向こう側は、それまであったはずの家や商店が
次々に姿を消して、更地になっていた。
そこで、ハタと気がつき、母に問う。
「あのお地蔵さん、どうなった?」
「あのお地蔵さん」とは、小学校への通学路にある六地蔵。
毎日、朝晩、登下校の途中で、友達と手を合わせていたのだ。
「試験がうまくいきますように」
「●●君と、おしゃべりできますように」
「ケンカの仲直りができますように」
そのお地蔵さんは、いつも可愛いよだれ掛けをして
綺麗な花が絶えなかった。
あのお地蔵さんは、どうなったのだろう。
実家の自転車を借り、行ってみた。
「あった!」
お地蔵さんは、昔のままに、その場所で地域のうつろいを見守っていた。
しかし、周辺はすっかり更地となり、
行き交う人の姿もなく、お地蔵さんも淋しそう…。
幼い頃には、地蔵堂の屋根越しに見えた青空は、
マンションに遮られて…。
このお地蔵さん、この先どうなるのか。
母も知らなかったが、できれば、どこか地域の見渡せるところに
お引っ越ししてもらいたいなあと切望するのであった。
ところが、町の様子が、すっかり変化。
なんでも、新幹線工事に伴う区画整理が始まったらしい。
実家は、区画整理には、かからなかったものの、
ほんの道路一本向こう側は、それまであったはずの家や商店が
次々に姿を消して、更地になっていた。
そこで、ハタと気がつき、母に問う。
「あのお地蔵さん、どうなった?」
「あのお地蔵さん」とは、小学校への通学路にある六地蔵。
毎日、朝晩、登下校の途中で、友達と手を合わせていたのだ。
「試験がうまくいきますように」
「●●君と、おしゃべりできますように」
「ケンカの仲直りができますように」
そのお地蔵さんは、いつも可愛いよだれ掛けをして
綺麗な花が絶えなかった。
あのお地蔵さんは、どうなったのだろう。
実家の自転車を借り、行ってみた。
「あった!」
お地蔵さんは、昔のままに、その場所で地域のうつろいを見守っていた。
しかし、周辺はすっかり更地となり、
行き交う人の姿もなく、お地蔵さんも淋しそう…。
幼い頃には、地蔵堂の屋根越しに見えた青空は、
マンションに遮られて…。
このお地蔵さん、この先どうなるのか。
母も知らなかったが、できれば、どこか地域の見渡せるところに
お引っ越ししてもらいたいなあと切望するのであった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます