Athlon64とOpteronの大躍進の水面下で
激しい戦いが始まろうとしている。
Intelが、AMDの新しいバリュー向けCPU
『Sempron』のリリースあわせて同じく同社のバリュー向けCPU
『Celeron D』のプライスダウンを行うらしい。そして同時に
Celeron D340(2.93GHz)を投入するらしい。バリューCPUの全面戦争だ。
ちなみに、Sempronのリリースは8月?を予定しているらしい。
Celeron Dは色々お騒がせなPrescottコアベースのCeleronだ。
NetBurstアーキテクチャベースになってから「安かろう悪かろう」なパフォーマンスで
今イチ振るわなかった。
しかし、Celeron Dは各ベンチでAthlonXPに迫るパフォーマンスを叩きだしており(今までは足元にも及ばなかった)
コストパフォーマンスに優れた製品だと思う。消費電力はさすがに
Prescottコアベースなのでいかんともしがたいが・・・。
一方のSempronはAthlon64をL2 256Kに減少させたCPUで
K8アーキテクチャ版「Duron」のような位置づけだ。
ご存知の通り、K8アーキテクチャはL2減少によるパフォーマンス低下が非常に少なく
(それは3200+(2.0GHz、L2 1MB)と3000+(2.0GHz L2 512GHz)を比較してみるとわかると思う)
バリュー向けCPUとしてはかなりの高パフォーマンスが期待できそうだ。
Athlon64とPentium4の動向も目が離せないが
今年はバリュー向けCPUも面白くなってきそうだ。
http://www.digitimes.com/news/a20040705A7041.html