核兵器のない平和で公正な世界のために
原水爆禁止2014年世界大会への参加と賛同をよびかけます
2014年2月14日 原水爆禁止世界大会実行委員会第73回総会
広島と長崎に原爆が投下されてから69年目の夏を迎えようとしています。私たちは「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに8月2日から9日まで広島と長崎で原水爆禁止2014年世界大会を開催します。
ことしの大会は2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議、原爆投下70年を翌年に控えています。「生きているうちに核兵器のない世界を」の被爆者の願いの実現へ、大きな役割を果たす大会にしなければなりません。核兵器のない世界を願うすべてのみなさんが大会を支持し、連帯の行動を起こし、大会に参加されるようよびかけます。
いま世界は、核兵器禁止・廃絶に向けて揺るぎなく動いています。核兵器を作ることも、持つことも、使うこともすべて禁止する条約の締結へ、交渉を開始しようと求める国々は国連加盟国の3分の2を超えます。広島、長崎への原爆投下に見られる核兵器の非人道性から、その廃絶を求める流れも強まっています。
こうした流れをつくってきたのは、被爆者をはじめ、日本と世界の「核兵器のない世界」を願う人々の声と行動です。来年ニューヨークで開かれるNPT再検討会議にむかって、人々の共同と連帯を広げて、このような世界の流れを、前回2010年再検討会議で合意した「核兵器のない世界の平和と安全」の達成に結びつけなければなりません。
核保有国およびその同盟国には、この合意を実行する上でとりわけ大きな責任があります。自国の安全を核兵器による脅しに頼ることは、武力行使や武力の威嚇を禁じた国連憲章の精神に反し、核兵器廃絶へ向かう世界の大勢にも逆行するものです。
被爆国日本が果たすべき役割は、憲法9条と「非核三原則」を守り、核兵器全面禁止・廃絶の先頭に立つことです。この立場に立って非核平和外交をおこなってこそ、アジアや世界の平和に貢献することができます。わたしたちは、この日本で、安倍政権がすすめる「戦争できる国づくり」をやめさせ、核兵器全面禁止と非核平和日本の実現をもとめる声と行動をおこさなければなりません。
原水爆禁止2014年世界大会は、それら日本と世界の人びとの非核平和の声と行動の結集の場です。大会は、人類の生存のために努力する政府や公的機関、自治体、NGO、草の根の運動の共同と連帯の場であり、現在と未来を担う広範な世代の交流の場です。また、東京電力福島第一原発事故被災者をはじめ、すべての核被害者との連帯を発展させます。
みなさんが、この世界大会を支持され、「核兵器全面禁止のアピール」署名や原爆展、まもなく静岡で開催される「3・1ビキニデー集会」や、国民平和大行進など大会成功のための草の根の諸行動にとりくみ、その成果を持ち寄って大会を成功させましょう。
以上
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今年の世界大会には、アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表の世界大会参加について正式な連絡がありましたのでお知らせします。
※写真は2012年世界大会-長崎/全体集会で演説するケイン上級代表
ケイン上級代表は、8月6日10時30分(広島平和記念式典終了後)より開催される世界大会-広島/閉会総会で演説します。ケイン上級代表は、国連事務総長に代わってメッセージを読み上げます。
和泉市職労でもこのよびかけにこたえて、世界大会に代表派遣をおこなっていきます。
☆「はだしのゲン」が表紙を飾り話題となっている、世界大会のチラシのダウンロード(PDF)はこちらから→「2014_.pdf」をダウンロード
「核兵器全面禁止のアピール」署名にもご協力を
☆署名用紙のダウンロード(PDF)はこちらから→(表面)「110615color-chirashi-omote.pdf」をダウンロード /(裏面)「110615shomei-chirashi-ura.pdf」をダウンロード