フルタイムで一年間働いても年収200万円以下というワーキングプアが5人にひとりという日本の異常な低賃金の実態を改善する一つのカギが最低賃金を全国一律で1000円以上に引き上げることです。
大阪は現在、時間額786円で、これを下回る賃金で働かせることはできません。(違反には刑事罰が適用される)しかし、最低賃金で年間2000時間働いても160万円を下回ることになります。
和泉市とその外郭団体で働く臨時職員(一般事務)も基本的には最低賃金に連動しており、この間労働組合で引き上げを求めてきた結果、最低賃金は上回っていますが、正職員と同じような仕事をしながらも年収は約160万円です。
大阪市の市営地下鉄の駅清掃労働者が賃金だけでは生活保護水準を下回り、生活保護を受けながら労働組合に加入し、要求する中で、大阪市に「生活するには時給1000円」を認めさせ、この額での入札を行うようになりました。
これから夏にかけて、中央最低賃金審議会、地方審議会で審議がされますが、全国一律最低賃金の法制化と最低賃金時間額1000円以上を求める署名運動にとりくんでいます。
労働者派遣法の抜本改正や公契約条例制定を求める運動などとともに大きく運動を広げていきましょう。
署名は誰でもできます。用紙はこちらから→「img-424123230.pdf」をダウンロード