5月30日(日)告示、6月6日(日)投票で行われる和泉市長選挙が直前に迫りました。
現時点では、現職の辻宏康市長が4選をめざして出馬を表明している以外に立候補の動きはなく、無投票となる公算が高まっています。
「明るい民主和泉市政をつくる会」(以下、略称「つくる会」と称す)は、これまで市民が主人公で市民要求の実現と地方自治を守り、発展させる和泉市政をつくるために独自候補の擁立を含め市民との共同を追及して長年にわたって運動してきました。
過去の市長選挙においても、不公正・乱脈な同和行政をただし、公正・民主の和泉市政をめざして辻林冨敏さんを擁立してたたかったことや、稲田元市長の同和行政の不正にかかる辞職に伴う市長選挙で池田邦子さんを擁立し、女性市長の誕生で清潔で公正な市政をめざしてたたかってきました。
3期12年にわたる辻市政についても、評価すべき点は評価しつつ、「和泉再生プラン」「和泉躍進プラン」とそれにつづく「和泉創発プラン」にもとづき、和泉市立総合医療センターや新庁舎建設などを手掛け、また、新たに同和対策特別事業の再来かと見まがうような大型公共事業を莫大な事業費をかけて行う「富秋中学校区等まちづくり構想」を推進する一方で、本来自治体が直接実施すべき保育所・学校給食・市立病院など福祉・教育・医療といった市民サービス分野で「民間でできるものは民間で」と民営化・民間委託や統廃合を推進し、公的責任を後退させ、「受益者負担」の名で手数料・利用料等の引き上げ、市民負担を増やしてきました。そして、いずれも市民への十分な説明が行われず、市民の納得も得ないまま推し進められてきました。その結果、保育所では、民間立の認定こども園を拡大し、定員を増やしながらも待機児童を解消することができず、一方で公立保育園では今後の統廃合・民営化計画のために保育士採用を抑制し、保育士が不足するもとで定員に空きがあっても入所させられないという事態もおこっています。
こうしたもとで、「つくる会」では、市政に対する市民の議論を喚起し、辻市政への審判とともに、市民を主人公として市民の声を生かす市政実現にむけて無投票とならないよう候補者の擁立を模索してきました。
しかし、昨年来のコロナ禍の影響もあって、市長選挙に向けた十分な議論と運動を行うことができず、現時点において「つくる会」として幅広い市民共同の候補者の擁立について断念するものです。
「つくる会」は、ひきつづき和泉市が基礎自治体として国の悪政や大阪における維新政治の弊害の防波堤となり、市民のくらしや営業、地方自治を守る自治体本来の役割を果たすよう、市民とともに市政をチェックし、働きかけを行っていくものです。
以上
2021年5月24日
明るい民主和泉市政をつくる会幹事会
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