「早さ」は、教員として仕事をする上で、欠かせないキーワードとなっている。
働き方改革が叫ばれ、仕事の効率化が求められる今日において、いかに早く仕事をするかが、生き生きと働くために大切になってくる。夜遅くまで残業して、土日も出勤したい人にとっては、関係ない話だが。
自分も仕事をしていると、「もっとこれを早くできたらなぁ」とか「時間足りない…なぜだ…」と思うことが多々ある。
特に、今年学年を組ませていただいている先生は、学校一仕事が早い先生で、早く終わらせる仕事方法のメソッドが確立されているように感じる。そのような偉大な先生の働き方と自分の未熟な仕事っぷりを比べると、いかに自分が愚かか分かってきた。
なぜ、学年の先生はそんなに早いのか分析してみよう。
まず、子供がいる時間に大抵のことを終わらせている。
テストの丸つけ、宿題のチェック、健康チェック、掲示物の処理、成績処理なんかもやってしまっている。
子供といる時間は子供との時間を最大限活かすと言うのも分かるが、それだけではやっていけないのがこの仕事。
隙間時間を計画的に生み出して、できるだけ子供がいる時間に終わらせれることは終わらせたほうがいい。
次に、子供の活動スピードが早い。
例えば、図工の学習。隣の先生は3時間で終わっているのに、自分は4、5時間かかっている。
この差って何?
・授業開始時間がぴったり(時間に遅れるなら、先生も遅らすという条件を提示)
・指示が明確で分かりやすい(先に結論、説明○点、指示○点)
・終わりの時間を伝えることで、子供が時間を意識している(時間の見通しを持たせる)
・活動中の集中力がハンパない。(静かに黙々と活動することができる。最近は、静かさに耐えれる力が大切と感じている)
ざっと挙げるとこんな感じ。
次に、やるべき仕事の見通しが立っている。
時々口にするのが、「それは今やらなくてもいい仕事なんじゃない?」つまり、仕事に優先順位をつけて行なっている。
また、1週間〜1ヶ月先の準備をしてしまうこともある。ワークシートやテストの用意、道具の準備など。
単純に、先のことへの見通しが別次元なので、そりゃあ全てのことに後手後手になるはずだ。
注目すべきポイントは、先生が持っているA4サイズの手帳にある。何週間先の週案や大事なメモが全てそこに集約されている。
なので、それをひらけば全ての予定が詰まっている。まさに最強の手帳だ。(今度見せてもらおう…)
最後は…メンタル的な話だが、基本、他力本願な部分が全くない。
全て自分でやってしまおうというスタンス。だから、行事や活動があれば全て考えてしまうし、こちらに仕事を回してくることもしない。他人に頼らないというのは、かなり重要な考え方だと思う。例えば、一本連絡の電話を入れるとか、持ち物の確認をするとか、道具の準備をするとか。些細なことを自分でやる意識ってものすごく大事。
さて、分析が終わった。
ここから明日の自分ができそうなアクションプランを考えよう。
①長期的、短期的なTO DO LISTを作成する。
②子供がいる時間にやるべきことを整理して、どの時間にやることができるかまで考える。
③他力本願だぞ今!と気づける癖をつける。基本自分のことは自分で!
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