何のために教師をやっているのか、考えることがよくある。
自分なりの答えが出ずに、迷うことがあった。
他の先生方は、「教えるのが好きだから」とか「恩師との出会いがそう思わせた」とかを言う。しかし、自分にはそういう思いはない。
それは、自分の将来を考えずに、学生時代を悪戯に過ごしてきて、確固たる思いがないからなんだと思う。
でも、教員を4年もやってきて、少しずつ自分の思いを見つけることができてきた。
なんのために教師をやっているのか。それは、
「子供が自分のやりたいことを見つけ、人生をより楽しく過ごしてほしいから」
子供がどう将来を掴み取るのかは、子供自身が決めることだと思いがちだが、1番大きな要因は、子供を取り巻く環境だと思う。
アフリカの貧困地域の子供が、今を生きることに必死で、大きな夢を描くことが難しいように、子供にとって環境は、本人の考え方や生き方に最も大きな影響を与える。
ではなぜ、世界的に見ても平和な国である日本で、同じように自分の人生に迷い、よりよく生きることができない人たちが存在してしまうのか。それは、まだ未熟な子供たちが、自分でやりたいことを見つける力を、子供たちが1日の大半を過ごす学校で、身につけることができていないからだろう。
押し付けの価値観、知識の伝授、やらされるだけの活動。こんなものでは、子供にとって本当に必要な力が身につくはずがない。
本当に必要なのは、自分の思いを持つこと、自分を知ること、自分に自信を持つこと。
もっと、自分で自分の人生を作っていく力を、学校教育では身につけさせるべきだと思う。
どうすれば子供にとって本当に必要な力が身につくのか、これから具体的な方法を考えていきたい。
change education!
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