令和三年 初稽古 2020～2023 三段から四段への道4.02

令和二年春。
コロナ渦のため世界が停止。
当然　公共の施設で稽古等　以ての外。
いったんやっと落ち着き始めた頃
訳あって　僕の右足の示趾（じし）は骨にヒビ入っちゃいまして
これが意外と回復に時間がかかり
そうこうしていたらコロナの第二波がやってきた。
緊急事態宣言。
あっという間に面を被らぬまま過ぎた1年ですわ・・。

1年前まで勤務していた場所よりさらに遠くに勤める今。
稽古に間に合うように帰るのは高等なテクニックが必要。
剣道と同じ。相手の動きを読んで　「間」を突く。
否、相手を｢動かして」その出鼻を突く。

1年越しの昇段御免状をいただき稽古開始。
本日の目標は｢怪我をしないこと」

とにかく　左足のふくらはぎが｢怖い」のだ。
これまで休んでいる間何度も何度も伸ばす運動をしてきた。
駅のホームで傘でゴルフスイングしているおっさんの横で
アキレス腱伸ばしのポーズを取る、おとっつぁん。
それでも一歩踏み込んだだけで実戦独特の体重のかかり方がある。
怖い。
無理してなるものか。
年齢を忘れる魔法の力を持ったアドレナリンに支配されてなるものか。

結果、無事に帰還できたことは最大の収穫、功績。

Ht先生「動けるからって動きすぎるなよ！」
N先生「徐々に。徐々に！」
この時点でかけていただいた言葉は　剣道の具体的な指導じゃないという・・・
肉離れのご心配しかかけてない、ロマンスグレー。

初めて稽古を受けていただいたI先生には
《4段を目指すために稽古を替えましょう》
「右腕に余裕（たわみ、的な）を」
「相手の竹刀を避けながら攻めていくのではなく相手の剣先を押さえて自分が中心を取ること。
もっと自己主張する剣道を。」
という言葉をいただいた。
中心攻めてるつもりだったのだがまるで真ん中を取れていない、ミドルエイジ。

とにかく楽しかった。
稽古に間に合ってよかった。
明日以降も週二で稽古に出られるよう
日中から「先の先」を取って行く。