うちで使っているプリンターは、キヤノンのインクジェット複合機PIXUS MP520。2007年モデルである。
ちなみにこの機種、液晶画面が真っ白になって何も表示されなくなるというトラブルが多発している。
どうやら設計上の問題らしく、以後の機種では対策済みだという。
それってつまり欠陥商品ということじゃないのか。リコールとかしないのか。
まあ、社内からイスを撤去して従業員を無理矢理立ちっぱなしにさせたり、廊下を無理矢理走らせるようにして普通の速度で歩いていると警報が鳴るような仕組みをわざわざ作るような会社に、文句を言っても仕方が無い。
ここは自前で修理してみる。
※!警告!※
メーカーのサービスマン以外が分解を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
また、この記事を読んで分解等を行い、何らかの損害が生じても、筆者は一切責任を負いません。
メーカーのサービスマン以外が分解を行なった場合、メーカーの保証は受けられなくなります。
また、この記事を読んで分解等を行い、何らかの損害が生じても、筆者は一切責任を負いません。
まず、液晶パネルの後ろの部分を、マイナスドライバー等で少し上に上げる。
すると銀色のカバーがパカッと外れる。
周辺のネジ3本を外す。
後ろの用紙供給部分のカバーを外す。
ボッチ部分はこのように、後ろ側が斜めの形状になっているので、それを利用すると外しやすい。
また、写真では右側から外そうとしているが、左側からやった方が楽。
操作パネル部のカバーを外す。
これはそのままカパッと外れてくる。
インジケーターも外す。これは奥側へ押してやる。
後ろのネジ2本を外す。
カードリーダー部のネジ1本を外す。
この部分のツメを外す。小さな凹みがある場所。
下部のツメ3ヶ所を外す。左側の2ヶ所は小さな凹みがあるので分かりやすいが、もう1ヶ所はこの大きな凹みの所で、角度も違うのでちょっと分かりにくい。
用紙出口部分のフタを開け、カードリーダー部に注意して、右側カバー全体を外す。
いよいよ液晶パネル部の根元のネジ2本を外す。
外すと見えてくる。
このフラットケーブルが、全ての元凶である。
見ての通り、すっかり折れ曲がっている。
ケーブルは下の土台部分と両面テープで頑丈に固定されているので、傷付けないように注意してはがす。
あとは、パネル部分を取り付けたり外したり、ケーブルを引いたり戻したりしながら、ケーブルにあまり負担がかからない場所を探す。
このぐらいで良いだろう。一番引っ張られる場所でも過度に力がかからず、また一番緩む場所でも過度に折れ曲がったりしない。
場所が決まったら再び両面テープでよく貼り付け、分解したときと逆の手順で組み立てる。
さて、組み立てが終わったら、いよいよ電源を入れて…
直 り ま せ ん で し た 。(血涙)
どうやら原因はフラットケーブルの折れではなかったらしい。
既にケーブルが中で断線してしまっているか、あるいは他の場所に原因があるのか。
いっそ、まったく動かないくらい完全に故障してくれれば、処分する気にもなるんだが、この状態でも印刷やスキャン、またボタンを押すだけで細かい設定をしないコピーはできるから、困る。
ちなみに、組み立てた後にネジが余るのは、お約束である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます