2月にヤマケイさんの雪山登山ツアーに参加して基本のキを体験したので、3月の三連休を使って浅間山の外輪山である黒斑山・蛇骨岳に行ってきました。
事前の週間天気予報では天気が崩れるとのことだったのですが、蓋を開けたら晴天に恵まれ絶好の登山日和となりました。浅間山は2016年3月20日時点で噴火警報レベル2で2km以内は立ち入り禁止区域となり、前掛山への登頂は不可。まあ今年雪山実質2つめ、しかも単独行ということもあり無理せず蛇骨岳まで行ってのんびりお昼を取り、アイゼンワークの練習をしながらゆっくり下山しました。
登山開始を早め(8時ちょい前)にしたこともあり、静かで穏やかな風景が広がる蛇骨岳山頂は最高でした。
ちなみにこちらの書籍(kindle版だけど)を参考にしました。
厳選 雪山登山ルート集 登山者必携のオールカラー最新ガイド集(八ヶ岳、日本アルプス、北海道から九州まで日本を代表する初・中級ルート50本満載) | |
西田 省三 | |
山と渓谷社 |
地図はいつもの。
山と高原地図 浅間山 軽井沢 2015 (登山地図 | マップル) | |
昭文社 地図 編集部 | |
昭文社 |
2016年版が4月に出るとの話。
山と高原地図 浅間山 軽井沢 2016 (登山地図 | マップル) | |
昭文社 地図 編集部 | |
昭文社 |
今回のルートは以下のような感じ。登りは表コース、下りは中コースを使いました。中コースは人も少なくて良かったです。
天気が良かったこともあり夏山のコースタイムと同じくらいで移動できたようです。
3月20日(日)朝8時ごろ。高峰高原ホテル近くの登山道から登山開始。アイゼンを途中から付けましたが、途中でもぞもぞ装着するくらいならここから付けて行った方が良かったかも。
登山届のポストも隣接してます。
最初はゆるやかな登りが続きます。アイゼンなくても登れるレベル。
振り返ると高峰山が。樹林帯なので見にくいだけかもしれませんが、積雪が少ないように見えます。
途中ちょっと急な上り下りがあるのでアイゼン装着しつつ登っていきます。
この時点ではちょっと薄曇りの天気。
浅間山が見えてきました。
そこそこ急な登りをアイゼンを効かせながら登る、登る。途中息が切れましたw
浅間山の噴火に備えてか、シェルターが設置されていました。
やっと手前の山を登り切り、槍ヶ鞘まで来ました。浅間山がその姿を徐々に現してきます。
槍ヶ鞘からトーミの頭までの登山道。時間が早いせいか登山客はあまり見当たりません。
今回の登山ルートはほとんど樹林帯、ないしは樹林帯近くを通るので風が直接当たりまくるようなこともなく結構快適でした。
表コースと中コース分岐。手前が中コース入口になります。
トーミの頭前の登り。朝、時間が早いタイミングだったので雪が締まっていて登りやすかったですね。
トーミの頭まで来ました。ここまで来ると浅間山の全貌がお目見え。
ここからは稜線歩きっぽくなります。
トーミの頭からコースタイム30分くらいで黒斑山山頂へ。この時はだれもいませんでしたが帰りに通過する時は人が一杯でした。。
黒斑山から蛇骨岳は浅間方面が断崖になってる箇所が多いので注意して進みましょう。
そんなこんなで蛇骨岳山頂へ到着!
人は他に1人くらいしかいなくて凄く静か。小鳥の囀りしか聞こえません。
天気も良くなってきてポカポカ陽気。絶好のお昼タイム(時間はまだ11時前だけど)。
このコースではストックがあれば十分です。ピッケル使うような箇所はありません。
事前にヤマケイオンラインで「トレースがないのでワカンまたはスノーシューを持参ください」と記載があったのでワカンを急遽用意したのですが結果としてはトレースばっちりで一度も使いませんでしたw ただ、草すべりコースはさらに人が少なそうに見えたのでそっちのコースでは必要かもしれません。
#結構スノーシュー履いてる人いましたが、トレースバッチリな状態だと逆に登りにくかったんじゃ無いかなぁ…?
雪山は凍りにくい(固まりにくい)食べ物、ということでパンをいくつか。あとすぐできるお味噌汁をば。浅間山を見ながらのんびりゆっくりできました。
北側から雲が出てきたのでそろそろ戻りますか。
来た道を戻ります。左側に落ちたらまず無事ではいられないので慎重に進みます。でも結構通るの楽しいw
左手に浅間山を見ながらずんずん進みます。
左手はこんな感じ。途中からスパっと切れ落ちてます。
樹林帯は安心して進めますが、少しでも道を外れるとズボッと踏み抜くので注意。(人とすれ違う時に避けたら太ももくらいまで埋まりました。。)
いやしかし雪山たのしい!w
天気も最高!
なんだか名残惜しくて写真を撮りまくってますw
今は噴火警戒レベルの問題で前掛山にすら登れませんが、いつかは浅間山へ登れるようになるといいなぁ。
トーミの頭まで戻ってきました。黒斑山山頂はこの時結構な人だかりでした。。
この頃になると融雪しはじめててベチャベチャしてる感じ。
表コースは登ってる人が多そうだな、ということで帰りは中コースをチョイス。
何人かすれ違いましたがおそらく表コースよりは少ないはず。とはいってもトレースバッチリなので問題なし。
ということで12時ぴったりに下山。危険な箇所も無いし(注意は必要)、標高差もそこそこ。雪崩の心配もないので雪山初心者におすすめです。
さて、次はどこに行こうかな?