正しさを主張したら争いが起きる件(仮)

「日々の泡 不思議?日記」(ライブドア)の別館 いまは、こちらが主になってたりする。5/24久々デカイ耳ノイズ発生!

遠い日の花火………あの人は今? 的な芸能人と、その彼女

2023年07月29日 | 日記

2023/729(土)

 

 

 

今日は、東京では、4年ぶりの花火イベントで、にぎわって、盛り上がっていたようである。

ワタシは、暑さが苦手なので(誰でもですか)、そんな気分にはなれないんだが……

でも、出来るなら、解放された気分になりたいよ。

みんなと、共有したいよ………

長かったもんねぇ。コビッド…………お疲れ様だったね〜〜〜

 

今日は暑かった。

今日の猛暑を想定して、昨日のうちに、ヨドバシカメラで、家電の買い物を済ませた。

バスで行ったが、ホント、まぁまぁ、今日より、幾分ラクだったっす。

 

……………………………………

あれ?地震だ。1935  ユラユラしてる。

………………………………

 

ところで。

 

花火といえば、花火で思い出すのが、若い頃の恋とか、友達や知人たちと見た花火とかですが……

学生の頃、みんなで、公園の広場で、買ってきた花火打ち上げたりね。

今では、公園の花火って、ハードルが高いんじゃないでしょうかね。許可が必要だったりして。

 

祖父母や親戚に連れられていった花火大会の思い出もあるかな。

最近、写真整理の際に、懐かしい写真見つけて、幼い頃は、親戚が大勢集まっていたことや、花火大会、複数回行ってた記憶が蘇りましたね。

誰かの背中で、スヤスヤ眠ってしまったワタシ……誰に背負われていたんだか。(父母ではなかったと思います)

もうみんな、この世にいないかも。

 

さて。

 

過去のブログに書いていた花火をネタにした記事は、実話を基にしていたりします。

「創作」(フィクション)のカテゴリに置いてあったのですが、内容はホントは、フィクションではないんだよね。

自分の事ではないだけで。

出来事を文字にして、残しておくのです。

もし、書いてなかったら、記憶は、どんどん薄くなっていった事でしょう。

 

夏になると、よく読み返していました。

20127月に投稿した時も、何年か経過してたんじゃないかな。もしかすると、20世紀の出来事かもしれない。

年月が過ぎて、本当に、懐かしい思い出になってしまったワケですが………

当時は、細部を詳しくは書かなかった。

 

でも、数年前、登場人物のひとりが亡くなった現在、書き直してみようかなと思います。

 

 

 

 

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何年前になるだろうか。

20年前くらいか。いや、25年くらい前か。

20世紀か、21世紀かも記憶が無い。

 

ただ、ちょうど今頃;のことだった。

7月の終わり頃。

 

知人の1人が、ある芸能人とつきあっていた。

ある意味、有名だったが、売れてる人ではなかった。

 

知人X子が、自分の彼氏の自宅に、一緒に行ってくれないか、と誘ってきたのだ。

聞けば、彼氏さんのために、ご飯を作るから、一緒に食べようと言う。

「みんなでワイワイ食べた方が楽しくない?」

と言うと、ちょっと、頼みたいことがあって、あなただけ、という。

 

「どうして?」

「彼の家の掃除を手伝ってほしい」

という。

 

「掃除?  なんだ、簡単じゃん。あなた1人で出来るんじゃないの」

と言うと、

「いやー、それが、家全体が、ゴミや取り込んだ洗濯物で溢れかえっているのよ。足の踏み場もないの

と言うX子。

 

彼女は、芸能人は、ワタシにとって別世界の人間、しかも、ワタシが興味がないって事を知ってるはず。

 

「ねぇ、来て!お願い、来て!手伝って!」

「あー………

「ご馳走するよ。料理作るから。終わったら、花火見ようよ。ねぇ!」

 

そうか。今日は、花火大会の日だ。

 

「わかったよ、でも、喧嘩しないでね。いつも喧嘩の話しか聞いてないからさぁ。約束だよ」

 

 

部屋中に散らばった、彼氏さんの乾いた洗濯物の山を見た時には、「オオーッ」と驚いて、心の中で叫んでしまったが、X子の苦悩というか、困惑が一瞬にして理解できた。

「こりゃ、ヒデーな」

 

LDKなのに、ビニール袋にまとめられたゴミの部屋は足の踏み場はなく、乾いた洗濯物だらけの部屋からは、清潔な香りが漂っていた。

 

シンク周りそうじ、

ゴミ分別、

床掃除、

どっさりあった洗濯物をたたむ作業など。

気付くと4時間が経過していた。

 

(彼氏さんの数十枚の下着の可愛い柄は、辛口のキャラクターと合わないなと思いながら、たたんだ)

 

 

夕方、X子と2人、買い物から帰ってきて、料理の得意なX子が作った食事を、始めの方は、彼氏さんも微笑んで、「美味しいね♪」と満足この上ない表情だったのに………

その時、X子とワタシが調理プレートで作ったのは、焼きそばだったが、本当に美味しくて、味付けにこだわるX子の腕を認めざるを得なかった。

平凡な味付けではないのだ。

(ワタシがやった作業は、かき混ぜる事だけ)

 

スーパーマーケットで、1200円台の買い物で(X子とワタシは、それぞれ600円程度を出し合った)、3人分の夕食を、この味で?

すごいな、奇跡だ、と思った。

 

だけど。

 

 

 

2人はやはり喧嘩を始めた。

カレーの具について意見が合わないだけでこれか。

 

彼氏さんも、お店を開こうかと考えていたほど、料理上手、味にはこだわりがあるものだから、自分の意見を絶対に引っ込めることはないのだ。

争いはエスカレートしていった。

 

「あーあ……」とワタシ。

やはりだ。

だから、嫌だったんだ。

 

 

「ワタシ、帰るね……

ワタシがそう言うと同時に、X子は、彼氏さんの頰をひっぱたいて、外に飛び出した。

「はぁ!?」

 

玄関のドアが開いた時、花火の音がドン、ドドンと聞こえてきた。

 

 

「彼氏さん、ダメじゃないですか!  彼女、出ていっちゃいましたよ……

 

平然と、パソコン作業し続けるX子の彼氏さん。

(この2人、もうダメだな)

 

それでも、ワタシとX子は、花火を楽しんだ。

外に出て、立っていると、「お前ら、しゃがめよ。頭が邪魔で、花火が見えないだろ」との声が飛んできた。

 

ガラ悪いなあ。

何だここは。この町は──

 

ワタシとX子は、彼氏さんのマンションに戻り、屋上への階段を上った。

強い風が吹いていた。屋上なのに、花火はよく見えず、がっかりしたが、あの時の風の強さは忘れない。

 

ドドンドドン………パパパパパ───ン

パチパチ、ヒューン、ドンドン……

 

 

 

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さて。

2人はどうなったか。

想像に難くない。

当然、うまく行くとは思えない2人。

 

かなり経ってから、というか、コビッド騒ぎの最中に、彼氏さんの死去を知った。

X子ではなく、ある知人からの電話で。

驚いてネットで確認すると、本当だった。

 

生きていれば、「あの人は今」てなテーマで、たまには取り上げられるようなタレントさんだったと思うけど……

 

 

これが、花火で思い出す記憶のひとつです。

当時は、嫌な、暗い気分にさせられた部分もある思い出ですが、今となっては……

思い出すのは、ただ、彼氏さんとX子、3人で食べた、美味しかった、あの焼きそばの味………

 

 

 

 

🌻

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