おもいっきりバイオリズムが
乱れてしまった者です
こんばんは
早く寝ると、真夜中に目が覚めて、
そのまま眠れなかったり、
夕方には意識朦朧となり、
数時間も午睡してしまったりと、
とんでもない副作用が起こったので、
夜更かし派に戻る宣言。
そんなダメダメなことをしている間に、
白銀週間もとっくに過ぎて
(お彼岸のお墓参りは行きました。
お盆から後のことでも、ご先祖様に色々と
謝ることがあったので; バチアタリ者です)、
今年ももう3/4が終わったんだなあ。噫ト嘆息。
先日は映画を見て来ました。
「幸せはシャンソニア劇場から」
1936年のパリ、
ミュージック・ホール「シャンソニア劇場」は
借金のカタに悪徳不動産屋の所有となり、
閉鎖を余儀なくされ、支配人以下全員が解雇される
しかも支配人ピゴワルは妻にも去られてしまう。
そんな彼を支えてくれるのが息子のジョジョ、
父の好きなワイン代を稼ごうと、街頭で得意な
アコーディオンを弾いたりしている健気な子。
この少年がまた可愛い(半ズボンだし・笑)
ハーフパンツの長さだけど、あのだぶついただらしなさがない、
全体のコーディネイトも下町風ながらなかなかお洒落。
やはり欧羅巴は良いなあ(と熱心に語ることではない;)
ジョジョの養育権は元妻が得る。
ピゴワルが息子と暮らすためには職に就かなければならない。
そのため彼は一緒に解雇された芸人や裏方たちに、
田舎からやって来たドゥースをアナアウンス嬢に加えて、
劇場を再開しようとする…
全然ウケないものまね芸人、無愛想で喧嘩っ早い左翼活動家の裏方、
美貌だけが取柄だと思われていたドゥース。
ちょっとしたきっかけから、この三人は声良いし、歌がすごく
上手いことが分かるのも面白い趣向。
劇中の小粋な歌って踊るショーがなんとも楽しい。
でも件の不動産屋は、ファシスト団体の幹部で、
お偉方とコネを作ったりして名士気取りだが、
どう見てもおフランスの地回りが成上がった風な嫌な奴。
他にも左翼が扇動するストライキや、ゴロツキまがいを雇っての
スト破りなどのシーンが挿入される。
映画全体が明るくて楽しい一方のミュージカルっぽい展開を
期待していたから少し戸惑った。
人民戦線内閣成立して左右が激しく闘う1936年のパリを舞台に
しているから自然な気もするが、もう少し弾んで欲しかった。
でも敵役や人情というのは万国共通だな。
ロビーのモニターで、
近日公開の「ヴィヨンの妻」の予告編を流していた。
影響されて早速、「ヴィヨンの妻」と「パンドラの匣」を購入。
後者もこの秋に映画化される。二冊とも(新潮文庫)
映画の方は見るか微妙だけど。
太宰治は、大昔に「晩年」で挫折。
内容も覚えていない、ただ処女短編集に「晩年」という題名を
付ける屈折振りには感心した。
「右大臣実朝」は読了したけど、「平家ハアカルイ」というフレーズに
惹かれて雰囲気だけで読んだ気がする。
久世さんの
「ベスト・オブ・マイ・ラスト・ソング」(文春文庫)も買った。
ベスト版ではなく、「マイ・ラスト・ソング」5巻を全部
文庫化してもらいたかった、と文句言いながらも
早速目に付いたページから読んでいますが。
「海ゆかば」「月の砂漠」「インターナショナル」などの
バランスも巧み。ここに載っている歌の多くが、
びっくり箱のようなマイ・パソコンに入っているので、
聞きながら読むのも一興。
今日もちょっと出掛けたので電車のお供に。
本を買い過ぎて死ぬほど重かった。
トートの手提げの部分が千切れるかと思った…汗
古書買いの時はやっぱりリュックか。
では。また。