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ひとりごとです

U-NEXT MOVIE ■■シェフ 三つ星フードトラック始めました■■

2020年04月11日 | 映画

外出自粛の日々が続いて
2日に1本くらい
U-NextかAmazon Prime で
映画観てる

 

しかし便利な世の中になったものだ

昔だったらtsutayaにDVD借りに行ってたな

ネットのお陰で外出自粛の不便さも

かなり助けられていると思う

昔だったら気が狂ってたよ

 

動画配信サービスで観た映画は

感想書かないと決めてたんだけど

これは、とても良かったから書く

 

U-Next Movie 

■■シェフ 三つ星フードトラック始めました■■

 

「食べ物」と言うものは

ただの物体ではない

 

この映画を観て感じたこと

私たちが何かを食べて

美味しいと感じているのは

「素材そのもの」じゃない

使い古された言い回しだけど

「舌だけじゃなくて

脳で味わっている」のだと思う

 

どんなお皿にどんな色合いで

盛られてきて

どんなテーブルで

どんな内装のお店で

どんな音楽がかかっていて

お店の人に丁寧に接客されたとか

一緒にいた人と

会話が盛り上がったとか

そんなことで、同じ物を食べても

味は幾通りにも変わるのだと思う

 

そして、それだけじゃなくて

一つ一つの素材には

その土地の風土や歴史や

カルチャーが関わっている

丁寧に丁寧にじっくりと

時間をかけて作られたのか

ワイルドにスピーディーに

作られたのかでも、味は変わる

その土地に住む人達の人となりが

料理にも現れるというか

町のスピリッツが反映されて

料理の魅力となる

 

そして、人は

料理の背景にある「物語」を

味わっている

「この料理は何処何処で

いつ頃食べられ始めた」

とか

「誰々が大好きだった」とか

 

最近では

「アメリカで大人気のパンケーキの

名店の日本の第1号店」とか

「誰々がプロデュースしたお店」

とか

「100年の歴史のある老舗」とか

「平均待ち時間1時間」とか

「映える食べ物だから

イイネがたくさんつく」とか

 

食べ物「そのもの」を

味わっているのではない

「物語」を味わっているのだ

人は物語を求めて列を作るのだ

 

そして、美味しいものを食べた時

人は幸福を感じる

落ち込んでいた人を

元気にする力もある

身体の栄養にもなるけど

心も豊かにする

歩いて行くエネルギーとなる

 

こうなってくるともう食べ物は

コミュニケーションのツール

笑顔のように

差し伸べられた手のように

言語のように

抱きしめることのように

心を通わせることが出来る

 

映画の舞台がアメリカで

映画中にハグ&キスが溢れていて

折しも、世界中の人が

自宅で社会的距離を取っている今

本当に本当に悲しくなった

美味しい食べ物に行列を作ることも

ハグ&キスも取り上げられて

アメリカに住む人達は

どれだけ空虚な気持ちに

襲われただろう

 

私も、いつかまた

数ヶ月前まで当たり前だった日が

戻って来るのを待って

じっと耐えています

スーパーで買ってきた物

ハイターで消毒しながら...

 

アメリカ中にも、世界中にも

またハグ&キスと笑顔で

いっぱいの日が

戻って来る日まで

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