Seriously?

ひとりごとです

(続)言霊について考えさせられるこの頃

2020年04月17日 | 日記
言霊はあるのか!?

と、最近考えさせられたこと
もう一つ

 

前回

「死ぬ前に...」

とか

「あんまり長生きしない方が...」

とか

冗談半分に口にすることが

現実となりそうな最近

急に怖くなってきた

...という話でした

 

もう一つ

言葉というものを

いい加減に使ってきたことを

最近、反省させられたエピソードが:

 

23歳の時

某劇団の

創立から当時までの紆余曲折をまとめた

劇団史を読んだことがある

 

劇団史は、戦前から戦中、戦後と続き

本当に波瀾万丈だった

そしてそこには

「第二次世界大戦」という歴史に

翻弄されつつ

幾多の困難をくぐり抜ける度に

確実に逞しく成長し

屈強な精神力を更に鍛えられてきた

創始者の半生が

綿々と綴られていたのだった

 

短い感想文を

提出しなくてはならなかった私は

「私のこれまでの人生

(だかだか20年ちょっと)は

平々凡々で

歴史の教科書に載っているような

出来事も無く

ずっと平和な日々を

何の不自由も無く生きてきたので

甘やかされ

創始者のような

「苦難を通して成長する」機会を

得られなかった

 

一方、創始者の人生は

本当に波瀾万丈で

確実に歴史の中を生きているのが分かり

次々のしかかる苦難を乗り越えたことで

更に成長していく過程が

うらやましいと思った」

 

みたいなことを書いたのだ

当時はバブルの真っ只中

 

確かに、私の人生

30歳頃までは

大きな社会的混乱はなかったと思う

 

でも、1995年(31歳の時)に

阪神淡路大震災と

オーム真理教による数々の事件があって

 

2001年にアメリカで同時多発テロ

 

2011年東日本大震災

津波による甚大な被害と

原子力発電所の事故

 

その復興も完了していないうちに

2016年 熊本地震

 

2018年

中国地方の水害

大阪で震度6弱の地震と

 台風21号による被害

北海道で震度7の地震

 

2019年 台風15号・19号による被害

 

そして今、2020年

新型ウィルス流行

東京オリンピック延期

 

生まれてから30歳までの間には

発生したことがないような

大きな出来事が頻繁に起きている

特にここ数年は

毎年のように地震や水害の自然災害が

発生している

 

いずれも運良く

自分や家族は無事で

家を破壊されることも免れてきた

 

振り返ってみると

数年後には歴史の教科書に載るであろう

歴史的な事件や混乱を目の当たりにし

程度は少なかったけれど

巻き込まれ、影響を受け、困難を経てきた

 

私も、なんだかんだで

「歴史」の中を生きてきて

今も「新型ウィルス蔓延」という

「歴史」に残る深刻な混乱の中

生きている

 

まるで私が30年以上前に作文に

「うらやましい」と書いた

「言葉の霊」が

私に思い知らそうとしているように思う

 

苦難に遭遇しくぐり抜ける人生を

「うらやましい」なんて

口が裂けても言ってはいけない

 

そして望み通り

幾多の混乱や災害を経て

私は逞しく成長出来たのか?

私は最大限の努力をして

自らの精神力を鍛えてきたのか?

 

自分がダメな理由を

「困難な時代を経験していないから」

などと

自分以外の要因のせいにしている限り

成長などない

本当に自分が恥ずかしい

 

 

それでも、こんなふうに

「言霊」に恐れを抱くのは

窮地に立たされている時だけで

また、平穏が戻って

平々凡々な日々が始まると

すぐに再び

傲った言葉を発するようになるのだろう

そんな自分の中の

「なかなか変わらない根本的なダメ人間」

も感じる

 

 

しかししかし

こういう窮地にいるからこそ

言霊というスピリチュアルなものに

取り憑かれてしまうのだな

傲った言葉を戒める

謙虚な態度は大切だけど

今は

スピリチュアルなものに

盲目的に偏重しないで

科学に裏付けられた言葉を

信じることも大切な時

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