そして、いよいよ、いよいよ妊娠しているかチェックを行う。
このときの気持ちは、私の場合、着床している希望の方が多かったと思う。
ケッカハ、マイナス。
これをキツネ医院では、3度経験した。
人間、そんなものなのかはわからないが、この時の記憶は、チェッカーの表示結果を見た映像しか覚えていない。
次の記憶は、夫に大きな声で泣きながら背中をさすってもらっているところだ。
こんな経験をあと何度すれば良いのか?こんな時、良く「暗いトンネルを歩いているようだった」などと表現される。
私の場合は、妊娠から出産までは程遠く、着床さえできない(ファミコンで言うところのグーニーズ並に序盤で躓いて、先の見えない)もどかしさを感じていた。