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プロフェッツの74年の地元ジョージアからのシングル。プロフェッツといえば、明るく激しい60年代ダンス・サウンドのDELPHI盤やSMASH盤なども、コレクターには良く知られている。そして70年代からも充実した録音活動を続け、その中で評価されるのがこの盤だ。イントロのギターに少々手を焼くが、それ以外は文句なく素晴らしいミッドテンポ・グルーヴに惹きつけられる。ハットの刻みとベースのフレーズ、ソウル好きなら堪らないだろう。切ないメロディーも琴線に触れる。そう感じつつ、なんだかジョージアらしくないサウンドだなあと思っていたら、録音はノース・カロライナのリフレクション・スタジオ。時期的にロン・ヘンダーソンのアルバムの少し前か。そう考えれば確かに納得できるサウンドのクオリティーかな。さらに詳しい情報は、このグループの特集を去年か一昨年のディスカバリーズ誌でやっていたので参考にしてください。