目を閉じてみるゆめ

眠るのが好き、というよりも夢を見るのが好きです。

起きているときには到底思いつくことはできないような
話や情景がとても面白く思います。
大抵はストーリーに筋もオチもない夢ばかりですが
たまに物語っぽいものやこんな所に行ってみたいと
思える情緒ある景色を見たりする日はラッキーです。
また逆に、普段は考えもしない恐ろしく残酷な悲しい夢
を見たりもしますが、そんな時は夢の中でこれは夢だと
思い出して無理矢理強制終了させてしまいます。

そしてほんとにめったにないのですが、まるで起きて
いる時のようにくっきり鮮明に覚えていて
でも現実ではなかなかないような美しい景色を見れる
時があったりするのですが
そういう夢を見れる時は限られていて、ここ何年も
ごぶさたでとても残念です。

しかし先日夢とシンクロする素敵な偶然がありました。

丸く青い水平線と、深い真っ青な一面の空の狭間から
一筋の光が溢れている、という夢をずっと前に見た
事があって夢の中の私はこの素晴らしく美しい景色を
ずっと見ていたいと思っていました。
それはずっと心に焼き付いて離れずにいたのですが
この前雑貨屋をぷらぷらしていたらその景色そっくりの
写真のポストカードがあったのです。
まさか現実でそんな自然の景色があるなんて思って
なかったのでえらく驚いて即効最後の一枚のそのカード
を買いに走りました。

思えば私が描きたい絵の雰囲気の最終目標は自分の
夢の空気というか
あの夢の独特さを表現できたらどんなにかいいだろう
なと思います。
いつか辿り着きたい目的地です。