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読書 赤ひげ診療譚(山本周五郎 著)

KL、今朝も晴れ。今日は珍しく昼と夜、一時大雨でした。


・・・・
昨日は赤ひげ診療譚が読み終わりました。
去定(きょじょう)先生の話、面白いです。
 
貧民の苦労話、登場人物の事情が
目に見えるような描写。
 
政治への文句も独り言のように語るけど
ちゃんとやることやっている人が言う分には
ただの愚痴じゃなく。
 
そういう人が、世の中の理不尽さを
代弁してくれるところが痛快です。
 
 
あと、保本先生みたいに、
自分の考えていることが正しいと
思い込んでしまうことは
誰でもあると思うけれど
 
周りの人が「そうでしょうか。」と
言ってくれている時は
冷静な視点からの言葉だから
聞く耳を持った方がいいんだな、と。
 
そうしないと、とんでもない誤解をしたり
間違ったことを相手にしてしまったりする。
あるいは、自分が恥をかくこともある。
 
つくづく、自分も一つの考えに固執し出したら
人の意見を聞いてから実行しよう、と反省しました。
 
・・・・
作者の山本周五郎は『さぶ』を読んで以来
好きな作家さん。
今回のは、KLCCの紀伊國屋で以前に買って、再読。
内容をだいぶ忘れていて、
次々、想像できない話が出てきて面白かったです。

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