dirsのスポーツブログ

スポーツブログ

香川真司は特殊な選手

2016年11月23日 00時00分00秒 | サッカー
ここ最近、香川真司の評価が著しく下がっている。確かに今はドルトムントでの試合出場が減っていて調子が悪いと思うが、僕はまだまだやれると思っている。それは香川真司は特殊な選手で、今は得意な戦術で使われていないからだ。

【香川真司のプレースタイル】
香川はポゼッションサッカーの中でボランチやFWとの縦の連携を使い、狭い局面を打開するのが得意だ。だからボランチはある程度パスを配球できる選手でなければいけないし、FWは下がってボールを受けたり捌いたり、時には裏に飛び出したりできなければ香川と合わない。

ドルトムントで香川が活躍していた頃はFWに相性が良いバリオスやレヴァンドフスキ、ボランチには配球力、展開力があるギュンドアンやシャヒンがいて、更に最終ラインからも配球ができるフンメルスがいた。

現在のドルトムントは、FWには元々ウイングをやっていたスピードスターのオバメヤン。ボランチのヴァイグルはどちらかと言えばアンカータイプで、スペースを埋めるのは上手いが、パスはあまり上手くなく確実に繋ぐタイプの選手だ。更にトゥヘル監督になってからはオバメヤンのスピードを活かしたカウンターや、サイドからの攻撃に重きを置くような戦術を取るようになり、香川との相性は悪くなる一方。日本代表もハリルホジッチが監督になってから縦に早いカウンターサッカーを目指していて、香川との相性は悪い。代表の1トップは岡崎でも大迫でも香川と合うと思うが、ボランチが長谷部や山口では配球力、展開力に欠ける。そして香川にはキック力がないのでミドルシュートは期待できない。香川がゴールを決める時は、ほぼペナルティーエリア内からだ。

香川は守備ができない、やらないと言われてるがフィジカルが強くなく、体をぶつけられるとすぐ倒れてしまうのと、守備でスタミナを消費してしまうと90分フルに動けなくなるからではないかと思う。ドルトムントで活躍していた頃も70分位で交代することが多かった。長友や最近の原口のようなスタミナがあれば良いが、どんな選手でも限界というものがあるから仕方ないだろう。フィジカルが強かったら香川1人で局面を打開することもできるのだが…。

どんな選手も個性があるが、香川のプレースタイルはかなり特殊だ。そこを理解して見てあげないと可哀想だと思う。代表で10番を付けてるから期待されているのは当然だが、香川にできることは限られている。

コメントを投稿