2016 J1 1stステージ 第3節 vs横浜FM(H)

スタメン
-----ﾗﾌｧｴﾙ,指宿-----
田中------------加藤
----ﾚｵｼﾙﾊﾞ,小林-----
ｺﾙ-ﾃｽ,大野,早川,小泉
--------守田---------
ベンチ入り GK川浪 DF前野 MF酒井宣,小塚,端山,小塚 FW平松

[新潟 得点]
47' ラファエル・シルバ
[横浜FM 得点]
25' 富樫敬真
89' 齋藤学

詳しい試合データはJリーグ公式へ
http://www.jleague.jp/match/j1/2016/031204/live/

現地で観戦して来ましたが、とにかくストレスが溜まる試合だった。この試合はスタートから4-4-2を採用。山崎がベンチ外で田中達がスタメン。山崎は怪我をしてないといいのだが。

この試合はパスは回るがシュートにいけないという時間が続いた。昨季のボールを持たされると相手守備陣を崩せないという課題を未だに解決出来ていない。指宿はほとんどの時間で孤立していてボールを触れない時間が続いた。システムの問題なのか、個人の問題なのかはわからなかったが、指宿を交代するならもっと早い時間に決断すべき。

1失点目は早川の個人的なミスから。富樫にボールが入った際にぴったりマークしていた為、簡単に入れ替わられ失点に繋がった。あのDFラインの位置ならぴったりマークするのは危険で、ある程度距離を取るべきだった思う。あとDFラインがもっと高ければ他DFがカバーすることも可能だったはず。Jリーグ1年目の早川がスタメンなら増田や西村はそれ以下ということ。早く舞行龍とイムが復帰してくれないとこんな失点続きそうだ。イムは怪我がちが改善しないのなら年齢的にも早く見切って、ジュフンを水戸から戻すことも考えたほうが良さそう。

2失点目は試合終盤、横浜FMの猛攻から連続CKで最後は押し込まれてしまった。守田はこの試合も終始不安定だったが、2失点目では正面にきたボールを掻き出せなかった。他クラブならとっくに守田はスタメン落ちしてると思うのだが、控えが現在川浪しかいないのが苦しい。

更にこの試合でストレスが溜まったのは主審の判定。早川のイエローは妥当だと思うが、それ以外は不可解な判定が多かった。ラファエルが2枚目のイエローをもらい退場になった場面は、ただ滑って転んだだけなのにシミュレーションを取る始末。FMPORTの実況中継を聞きながら観戦していたのだが、実況アナも解説の内田潤さんもこの判定はおかしいとの発言。カードが出た以外の場面でもブーイングの荒らしで試合終了後のブーイングは凄かった。まあこれは選手に対してかもしれないが。Jリーグの審判は笛を吹きすぎだと言われるが、それなら両チーム平等に吹いてくれないと困る。小林にイエローが出るのなら横浜FMの選手にイエローが出てもいい場面はもっとあったはずだ。



※追記 横浜FMの2点目はどう見ても齋藤学のオフサイド

なでしこジャパンの転換期

なでしこ 佐々木監督 「責任取る」退任を正式表明
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160309/k10010437541000.html

2011年女子最優秀監督賞を取った監督のラストがこうなるとは思いもしなかった。そろそろ佐々木監督の時代は終わるだろうと思ってはいたが、まさか五輪出場を逃すとは。

世代交代が上手く行かなかったのが原因と言われているが、個人的に女子サッカーについて思うところを3つ。

1.試合数が少ないために経験が積めない
なでしこリーグは現在2部制で、1部リーグは全10クラブで1クラブ年間18試合。カップ戦は皇后杯とリーグカップがあるが、男子でいうACLに当たる国際試合は現在なし。男子より日程が緩いのに、代表戦は少なく親善試合が組まれる事は少ない。今回のリオ五輪予選前に親善試合は1試合も組まれず、ぶっつけ本番だった。これでは世代交代を進めようにも、ぶっつけ本番でしか試せない。当然結果を求められる試合では既存の選手を優先して使ったほうが良いので、世代交代は進みにくくなるのは当たり前。

2.試合日程
今回のリオ五輪予選は中1日から中2日で行われた。相手も同じ日程で戦うのだからメリット、デメリットにはならなそうだが、なでしこリーグ期間中にはない間隔で試合を行うのは難しいと思う。男子ですら中2日から中3日は空けてもらえる。短期間に集中して試合を行うのは費用面を考えてのことだろうが、選手の体調面を思うと中2日は空けてほしい。

3.人材育成
佐々木監督は結果を残したが、女子のチームは女子が監督をやるのが一番だと思う。長年日本女子サッカー代表に関わっている佐々木監督ですら結局選手との不仲説や求心力低下が流れる始末。退任になった結末からしてしょうがない気もするが、男子監督が女子選手と上手くコミュニケーション取るのは難しいと思う。なでしこリーグの成長と同時に女子コーチ、監督の育成も必要。


※1.ちなみにU-23のリオ五輪予選前には親善試合が2試合組まれました。

早くも怪我人続出とC契約ブラジル人

黒河 貴矢選手の手術について
http://www.albirex.co.jp/news/top_team/48208
右ひざ膝蓋腱炎 全治2ヶ月

鈴木 武蔵選手の負傷について
http://www.albirex.co.jp/news/top_team/48209
左大腿四頭筋肉離れ 全治3ヶ月

松原 健選手の手術について
http://www.albirex.co.jp/news/top_team/48210
右ひざ外側半月板損傷 全治3ヶ月

今季は全選手28人と例年に比べ頭数は揃えたのに、開幕直後に怪我人が3人も。黒河と武蔵はしょうがない。しかし松原は昨年手術したところを損傷して再び手術。病み上がりで完治してないにも関わらず、なぜ五輪予選に呼ばれたのか。そして、同ポジションの競争相手である川口を清水エスパルスに貸し出して良かったのか疑問が残る。舞行龍の復帰時期も未定、イムはベンチ入りしてるものの、フルで出られる状態なのかは不明。増田や西村はJ1で戦力になるのかさえ不明で、今年も台所事情は苦しい。そしてGKは2人体制となり補強が必須になった。GKの練習生がいるらしいので、選手登録されるのは間違いなさそう。

ブラジル・クリシューマECからカリウ選手 移籍加入内定のお知らせ
http://www.albirex.co.jp/news/top_team/48186

昨季のラファエル・ハットンに続き今年もC契約ブラジル人FWがやってきた。C契約外国人はその年度内にA契約に移行したとしても外国人枠の対象外なので問題はないのだが、使える見込みがあって獲得してるのかは不明。所属期間半年とはいえ、ラファエル・ハットンは天皇杯に1試合出場しただけでベンチ登録さえほぼなかった。まあ練習生のような感覚で獲得してるのだろう。ラファエル・シルバが他クラブに抜かれてしまう前に良い選手に当たるといいが。

2016 J1 1stステージ 第2節 vs神戸(A)

スタメン
--------指宿---------
ﾗﾌｧｴﾙ-----------伊藤
----ﾚｵｼﾙﾊﾞ,加藤-----
--------小林---------
ｺﾙ-ﾃｽ,大野,早川,小泉
--------守田---------
ベンチ入り GK川浪 DFイム,前野 MF田中,山崎,酒井宣,小塚

[新潟 得点]
45'+3 指宿洋史
49’ ラファエル・シルバ
60' ラファエル・シルバ
[神戸 得点]
9' 石津大介
45' 相馬崇人
67' レアンドロ
69' ペドロ・ジュニオール
73' ペドロ・ジュニオール
85' 相馬崇人

詳しい試合データはJリーグ公式へ
http://www.jleague.jp/match/j1/2016/030504/live/

前半の2失点は小林、守田のミスから。守田は去シーズンから何も改善されてないまま。個人的にしばらく守田は見たくないのでベンチに下がって欲しい。小林は今季からアンカーを任されているが、守備力と危機管理能力がない。小林が低い位置でボールを持った時は確実に狙われている。パス能力は高いがアンカーでは守備で穴になってしまう。
そして後半は完全に守備が崩壊。67分、小川が強引にシュートを打った後のこぼれ球をレアンドロに流し込まれ同点。69分にはCKから失点し逆転された。その後、気持ちが切れたか更に2失点。

一方攻撃は苦戦するも、前半終了間際のCKからコルテースが頭でフリックしたところを指宿が流し込んだ。後半フォーメーションを4-4-2に変え、これが功を奏しラファエルが2得点。アシストした加藤の運動量、パス精度とコルテースのコンディションは相変わらず良かった。指宿は1トップだと孤立するシーンも多く、ポストプレーを求められるシーンが多くなるので、ラファエルとの2トップが良い。ラファエルも守備ができる選手ではないので、サイドより2トップが良いだろう。

早川、大野のセンターバックコンビは大きなミスはないが、早川の経験不足と大野が時々見せる雑な守備が痛い。右サイドは小泉が抑えているが、左サイドのコルテースは守備力に欠ける。そこをカバーするほどの能力が今のセンターバックにはないし、DFラインもずるずる下がるだけで対応出来ていない。小泉がボランチに戻り、早川が右SB、センターバックに舞行龍、またはイムが入るのが理想。今のアルビレックスは前線から守備ができる選手があまりいないので、後ろがしっかりしないと失点は減らないと思う。