選挙を通して、大人社会を知る。

ある選挙があった。

その選挙は、
結果、地域住民に大きな反響をもたらすこととなった。



いつものスナック。

ある立候補者の協力者として
前面で力となった人がいた。

どうも、疲れている。

もちろん選挙で疲れたのは分かっている。
ただ、どうも違う。
協力したのに、報われない疲労・・・？

協力した立候補者は、よい結果となった。
それなのに・・・なぜ？



どうやら、立候補者の姿勢に不満が出たらしい。

おそらくそれは、その協力者が
想定していなかった展開だったのだろう。

対抗馬に不満で、ある立候補者に協力し、
結果は勝ったものの、
何とも言えない、後味悪い結末となった。

結果が出て、ほっとしたのかと思いきや、
始終渋い顔をして、酒を飲んでいた。



その立候補者の人となり。

対抗馬だった人の性格。

地元の雰囲気、支持する政党の違い。

いろいろなものが絡み合った、今回の選挙。



大人になると、
選挙を通して見えてくる様々な人間関係が、
浮き彫りになるな・・・と、初めて痛感した。

今の配属先について

これまでにご紹介してきた通り、
今は小さな地元のスポーツ施設に
勤務している。

ここで３年目を迎えた。

うちの役所は、入庁してしばらくは
３年間ずついろいろな部署を回される。

私は５年前に入庁した。
前の課で３年。
今の課で３年を迎えた今年、
これがここでのラストの勤務だと思っている。

ここは小さな田舎のスポーツ施設なので、
利用者は限られてしまう。
多いとは言えない。

だから、施設の管理を主としたここの業務が
ものすごく忙しいかというと、そうではない。
もちろん、暇な時もある。

しかし、暇な時が多いかというと、
意外とそうでもない。

理由は、
職員が４人しかいないということ。

施設の休館日は主に月曜。
なので、それ以外の曜日は開館となり、
月曜以外の日で、４人が休暇をずらして取得
しないといけない。

有給休暇の取得も含めると、
４人全員が勤務する日は少ない。

２～３人で、朝から夜１０時まで、
２交代制でシフトを回す。

つまり、１人の時間帯が必ずある。
夜間の管理は１人と決まっている。
日中も１人の場合がある。

利用者がいなければ事務などに徹することが
できるが、利用者がいればそうもいかない。
万一のことに備えて、事務所にいなければならない。

敷地は広い。
いつ、何が起こるか分からないところに、
職員が１人で勤務することは、
ある種、やりやすさがある反面、
不安な要素もある。