日に日に感染が拡大し、
ついに我が県にも感染者が出現。
想定した最悪が、すぐそばにやってきた。
週末の買いだめ騒動は周知の事実。
一斉休校に悩まされた保護者の職員も多くいるはず。
でも誰もコロナの件は口に出さない。
口に出すと堪えている不安が溢れてしまうからなのか、
私と同じように買いだめした人もいるからなのか、
喋ると飛沫が散るからなのか、
みな口を閉ざし、いつもの笑い声も聞こえない。
上の人たちは議会に加え、緊急の会議でバタバタしている。
そのほかの職員は、黙って淡々と仕事をしていた。
お通夜のような静かさ。
でも、押しつぶされそうな圧迫感もあった。
どれだけ仕事に向き合っても落ち着かず、常に心ここにあらずな感じ。
いつ誰が感染してもおかしくない状況でもあるため、誰一人として安心はできない。
見えない魔物に覆いかぶさられて、
じわじわ締め付けられているようでもある。
いつ誰が発狂してもおかしくないような、異常な空気感があった。
早く落ち着きたい。
そのためにはまず日用品の補充が復帰することが一番わかりやすいかも。
見えない不安と闘うには、見えるところから状況が改善されていくことが手っ取り早いと感じる。
幸い、食料品はまだ枯渇していない。
人々が慎重に様子を見ている証拠かもしれない。
日本人のモラルの高さだと思いたい。
私も落ち着いて行動したい。