面接を受け、
うまく答えられなかったことや、
周りが私以上に準備していたことを知ったことで、
今以上に対策をすることに限界を感じた。
これで落ちたらもう受からないかもしれないとすら思え、
落ち込みながらいろいろ考えていた。
仕事は頑張っているのに、
それが昇任につながるわけではない。
勤務評定は差がつきにくい。
人よりも頑張って、すごい仕事をしない限り、
平均としてしか認められない。
みんな仕事は違うから、
多面評価をすれば、普通に頑張っている人はみんな平均という考え方に、
私は文句はない。
ただ仕事を頑張るだけでは昇任しないのなら、
何年もかけて、年功序列の流れに身を任せるしかない。
50歳手前くらいで昇任し、
55歳で昇任は止まるらしいから、
次の階級の次くらいで、
役所人生を終えることになるのだろう。
そもそも大した人生は送っていない。
頭もよくないし、
学歴で上の人はわんさかいる。
喋りは下手だし、
難しい展開になるとすぐにパニクる。
焦ると汗が止まらず、
それでまた焦り、負の連鎖が続く。
こんな自分がどんどん昇任するなんて、
組織にとってマイナスでしかない。
私はこの仕事が天職だと思っている。
でも優秀な職員ではない。
ならば、ただひたむきに仕事をしよう。
昇任しなくても、
組織のために、市民のために、
自分の能力を生かして、
ただひたむきに働こう。
それが自分に見合った働き方なのではないかと思った。
恥ずかしいこともあるし、
失敗もするだろうけど、
ひたむきに働けば、
周りの目はそんなに気にはならないのではないだろうか。
上には上がいる。
優秀な人が上に行くのは当たり前。
私は優秀ではないが、
優秀でなくても働いていい。
私には、きっと私のよさがある。
私のよさを生かせる働き方で、
この組織に貢献していけばいい。
今日そんなことを考えたら、
少し落ち着けたような気がした。
考えることから逃げず、
また明日からも考えながら働こう。
そしたらいつか、
納得のできる働き方を見つけられるような気がする。