続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「永い言い訳」(2016/アスミック・エース)

《『ゆれる』『夢売るふたり』の西川美和監督が、直木賞候補となった書き下ろし小説を自ら映画化した感動の人間ドラマで、長年連れ添った妻を突然のバス事故で失った人気作家の主人公が、心からの悲しみを感じられないまま、同じ遺族との触れ合いを通して人生を取り戻していくまでを穏やかに紡いでいく。主演は本木雅弘。その妻を深津絵里が演じる。》

これは今のところ今年観た邦画の中で一番かも!
冒頭から厄介そうな男とその妻のやりとりの会話の妙に一気に引き込まれながら、突然妻を喪った男の心の波紋がひたひたと伝わってきて、強さ弱さを見せながら演じる本木雅弘さんの演技がとにかく絶妙!

人がひとりいなくなった後の家事の停滞具合などもリアルで、母を喪った子供たちを演じた子役の自然な演技を引き出した西川美和監督とそれに応えた藤田健心くん、白鳥玉季ちゃんに拍手。

予告編でも流れていた「オンブラ・マイ・フ」が流れるところで魂をぎゅっと締め付けられる思いだったので、そこで終わってもよかったけどそれだと重厚過ぎるのかも?

パンフが千円で高いと思ったら、“幸夫について本木が知っている二、三の事柄”を収録したCD付きだったので後で見てみなくては。

パンフの方も読み応えがありそうだけどとにかく文字が細かくて読む気にならなく残念。
「GANTZ:O」は黒に赤文字で読みにくかったし老眼にも優しいパンフをつくってください!(笑)

ストーリー
人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、突然のバス事故で長年連れ添った妻を失う。しかし涙すら流すことができなかった。そんな時、幸夫は同じ事故で母を失った幼い兄妹と、トラック運転手の父親と出会う。ふとしたことから、幸夫は兄妹の世話をすることになり……


124分

PG12

監督
西川美和

出演
本木雅弘
竹原ピストル
藤田健心
白鳥玉季
堀内敬子
池松壮亮
黒木華
山田真歩
松岡依都美
岩井秀人
康すおん
戸次重幸
淵上泰史
ジジ・ぶぅ
小林勝也
深津絵里

T・ジョイPRINCE品川1 16:30~観客15人程117席





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