続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「国境ナイトクルージング」(2023中国=シンガポール/アルバトロス・フィルム)

《中国と朝鮮半島の国境に位置する街・延吉を舞台に、偶然出会った男女3人が街をクルーズ(ぶらぶらと観光)するなかで起こる心情の変化を、繊細な映像美と抒情的音楽でつづった青春映画。「少年の君」のチョウ・ドンユイがナナ、「唐人街探偵」シリーズのリウ・ハオランがハオフォン、「流転の地球」のチュー・チューシャオがシャオを演じた。「イロイロ ぬくもりの記憶」で第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェンが監督・脚本を手がけ、シンガポールと日本を拠点に活動するアーティストのキン・レオンが音楽を担当。》

まずは木曜日の夜の回なのにほぼ満席な混み具合にビックリ、いつも通路側の端の席を確保するのにすでに埋まっていて、左右に人のいる席に座ったのは久しぶりだった。

って、それはともかく、1人の女性と2人の男性との微妙な関係といえば「突然炎のごとく」の昔から有名なところでは「明日に向かって撃て」とか名作が多いけど、この作品は“偶然出会った男女3人が街をぶらぶらと観光するなかで起こる心情の変化を描いた青春映画”ということで、偶然知り合った男女3人の行動が生々しくて自分には合わなかったけど、2021年の8月に観た「少年の君」でも瑞々しい印象だったチョウ・ドンユイが今回も魅力的、中国と朝鮮半島の国境に位置する街・延吉の冬景色が厳しくも綺麗だった、

旅先で出会った男女の青春映画といえば清原果耶ちゃんが好演の「青春18×2 君へと続く道」なども思い出されて、この邦題よりは原題の“燃冬 The Breaking Ice”の方が内容に合っているような気もしたけど、舞台となっている延吉の歴史を理解しているとこの邦題でもよいのかも?

☆あらすじ☆
友人の結婚式に出席するため冬の延吉にやって来た青年ハオフォンは、上海へ戻る翌朝のフライトまでの暇つぶしに観光ツアーに参加した際に、スマートフォンを紛失してしまう。観光ガイドの女性ナナはお詫びとしてハオフォンを夜の延吉に連れ出し、男友達シャオも合流して飲み会で盛り上がる。翌朝、寝過ごしたハオフォンはフライトを逃し、シャオの提案により3人でバイクに乗って国境クルージングに出かける。
※映画.comより

キャスト
チョウ・ドンユイ
リウ・ハオラン
チュー・チューシャオ

監督
アンソニー・チェン

原題または英題    燃冬 The Breaking Ice

100分

PG12

ヒューマントラストシネマ有楽町2 19:55〜ほぼ満席/62席







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