続・とりあえずの映画鑑賞メモ

サガン/悲しみよ こんにちは(2008仏/ショウゲート)

“愛も、名声も、贅沢も──ぜんぶ手に入れて、失った…『悲しみよ こんにちは』が世界的ベストセラーとなり、一夜にして富と名声を手に入れた作家フランソワーズ・サガンの栄光と転落の人生を描く伝記ドラマ”

《デビュー作がいきなり世界的なベストセラーとなり、わずか18歳にして時代の寵児となったサガン、愛と孤独を知り尽くした彼女の69年間の波瀾万丈な人生を描く》

今日は木曜日なのでまずは大森でお姑さまの様子見をしてからこれなら急げば間に合うかもということで有楽町に向かいました

例によって時間的に合うものがこれだったからという不純な動機での鑑賞でバチが当たった(?)のか、サガンに興味のない旦那は爆睡してました、が~ん

私といえば、えへん、こう見えても仏文科出身なのでサガンのこともよく知ってる…つもりでしたが、よく考えたら何も知らなかったことに気づかされたというか、交通事故で奇跡的に一命を取り留めたものの痛み止めのモルヒネのせいで生涯にわたり薬物中毒と闘うことになるんですね…。

サガンを演じるシルヴィ・テステューという女優さんの指のゴツゴツした感じとか気取らなさとか、いかにもフランス映画という感じで、1950年代から60年代のファッションも新鮮でした

はっきり言って、映画でのサガンは、あまりお近づきになりたい人間には見えなくて、というか、親しくしていた人たちは大変だっただろうな、なんて思いましたが、実の息子との面会を拒み続け、“人生と作品を手際よく片付けたが、その死は本人だけの事件だった”という、自ら用意した墓碑銘が印象的でした。

原題:Sagan
シネスイッチ銀座1 19:10~観客70人程/273席
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