簡単に言うとシングルマザーが交通事故で怪我をした息子の手術代のために金策に追われるという、殆どそれだけの話なんだけど、それがコンゴのキンシャサで撮られたというのが珍しくて、皮肉にもとれそうな邦題が、主人公である母親の気持ちの変化でそのままの意味になるところが心地よかった。
母親がバーで歌いながら生計を立てているという設定も効果的で、地元のオーケストラの演奏シーンなども含めて音楽の持つ根源的な力を表しているようにも思えた。
あらすじ
バーで歌いながら息子を育てているシングルマザーのフェリシテ。ある日、息子が交通事故に遭ってしまう。費用を前払いしないと手術さえしてもらえないという苦境の中、フェリシテは金を工面するために街中を奔走する。やがて絶望から歌うことができなくなり……
原題 FELICITE
129分
監督
アラン・ゴミス
キャスト
ヴェロ・ツァンダ・ベヤ
ガエタン・クラウディア
パピ・ムパカ
ヒューマントラストシネマ有楽町1 18:30~観客6割程/62席
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