続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「わたしは、幸福(フェリシテ)」(2017仏=セネガル=ベルギー=独=レバノン/ムヴィオラ)

《2017年にベルリン映画祭で銀熊賞審査員大賞に輝き、アフリカ最大の映画祭“FESPACO“でグランプリを受賞したヒューマンドラマ。コンゴ民主共和国の首都キンシャサを舞台に、“幸福“の意味の名前を持つ歌手フェリシテの力強い生き様を描く。フランス映画界で注目を集めるセネガル系フランス人監督アラン・ゴミスがメガホンを取る。》

簡単に言うとシングルマザーが交通事故で怪我をした息子の手術代のために金策に追われるという、殆どそれだけの話なんだけど、それがコンゴのキンシャサで撮られたというのが珍しくて、皮肉にもとれそうな邦題が、主人公である母親の気持ちの変化でそのままの意味になるところが心地よかった。
母親がバーで歌いながら生計を立てているという設定も効果的で、地元のオーケストラの演奏シーンなども含めて音楽の持つ根源的な力を表しているようにも思えた。

あらすじ
バーで歌いながら息子を育てているシングルマザーのフェリシテ。ある日、息子が交通事故に遭ってしまう。費用を前払いしないと手術さえしてもらえないという苦境の中、フェリシテは金を工面するために街中を奔走する。やがて絶望から歌うことができなくなり……


原題 FELICITE

129分

監督
アラン・ゴミス

キャスト
ヴェロ・ツァンダ・ベヤ
ガエタン・クラウディア
パピ・ムパカ

ヒューマントラストシネマ有楽町1 18:30~観客6割程/62席




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