この前「密輸1970」と「悪は存在しない」を観に角川シネマ有楽町に行った時に気になっていた「めくらやなぎと眠る女」を観たいと思っていたらいつの間にか早い時間の回しかなくなっていて、時間的に選んだ作品だったけど1986年の作品ということでまずは吹替の森繁久彌さんと加藤治子さんの声が懐かしいこと、特に、教養はあるのに現実的な対応に疎い夫のジムを演じた森繁久弥さんが絶品!
内容的には第三次対戦が近づくイギリスの街を舞台に、独特な造形ので描かれていて、微笑ましい老夫婦の幸せな生活が原爆投下によって一変する様子に最後の方は背筋が凍る思いだった。
ちょうど広島原爆の日に観られたのも感慨深いものがあった、この作品のことはこれまで知らなかったので字幕版でも観てみたいかも。
☆あらすじ☆
イギリスの片田舎で平穏に暮らすジムとヒルダの夫婦は、二度の世界大戦をくぐり抜け、子どもも育て上げ、いまは老境に差し掛かっている。そんなある日、2人は近く新たな世界大戦が起こり、核爆弾が落ちてくるという知らせを聞く。ジムは政府が配ったパンフレットに従ってシェルターを作り備えるが、ほどなくして凄まじい爆風に襲われる。周囲が瓦礫になった中で生き延びた2人は、政府の教えに従ってシェルターでの生活を始めるが……。
※映画.comより
キャスト
(日本語吹替)
森繁久彌
加藤治子
田中秀幸
高井正憲
監督
ジミー・T・ムラカミ
原題 When the Wind Blows
85分
G
角川シネマ有楽町19:45〜観客3割程/237席