続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「詩人の恋」(2017韓国/エスパース・サロウ)

?《『あゝ、荒野』で菅田将暉とW主演を務めたヤン・イクチュンが、約8キロ増量して挑んだ恋愛映画。韓国のリゾート地・済州島を舞台に、妻と平凡な日々を送る詩人の男が同性との愛に目覚める様を描く。共演には『恋するアプリ LOVE ALARM』のチョン・ガラムら実力派俳優が集結。今回が初長編監督作となるキム・ヤンヒが脚本を務める。》

前情報からBLものと思ってドキドキしての鑑賞だったけど、確かに男性が男性にときめく話だったけど、淡々と切なく、切なく淡々と詩人と青年のやりとりが描かれていくうちに、親子でもない、恋人でもない、兄弟でも友人でもない、お互いを高めて次に踏み出す一歩となるような、ある意味もっとも尊い繋がりが浮かび上がって最後は胸がいっぱいになってしまった。

スランプに陥った詩人を演じたヤン・イクチャンが「あゝ、荒野」のボクサーの時とは見ちがえるほどふっくらしていると思ったら8kgも増量して役に挑んだのだとかで、その詩人の、作家としてのイマジネーションを刺激することになる青年を演じたチョン・ガラムの素朴で繊細な演技も魅力的!

このところ、韓国映画やドラマではゴージャスな暮らしぶりや大邸宅が舞台になったりが多かったので、久しぶりに生活感に溢れた住まいで、済州島の美しい風景と対照的だったのも興味深いものがあった。

あらすじ
自然豊かな済州島で妻・ガンスンと共にのんびりと暮らしていた詩人のテッキ。しかし、ガンスンが妊活を始めたことでテッキの人生が揺らぎ始める。思い悩むテッキを救ったのは、港に開店したドーナツ屋の美青年セユン。テッキは同性である彼にときめきを覚え……


110分

PG12

監督
キム・ヤンヒ

キャスト
ヤン・イクチュン
チョン・ヘジン
チョン・ガラム
キム・ソンギュン
パン・ウニ
ソン・イナン
ウォン・ミヨン
ペク・ジウォン
キム・ジョンス

新宿武蔵野館2 16:00~観客6割程/83席


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