続・とりあえずの映画鑑賞メモ

赤い水(1963/大映東京)

“一つの地方の町を、日本の腐敗する政治の縮図として促えた、社会派監督、山本薩夫の風刺喜劇”
《東海地方にある、平凡な町、ツバメ町。振興策を協議していた町長たちのもとに、耳よりな話が届く。地方事務所長の野沢が、酔っ払った勢いで、ツバメ町の"温泉郷建設案"を口走ったというのだ。町の有力者たちは、地価高騰を見込んで、土地の買い占めに奔走し出すが…》

今日は冷たい雨の降る寒い日でしたね

とりあえず月曜日なので早め帰宅目指して何か1本観たいところでしたが、お舅さまの月命日のお墓参りもあったのでまずは外苑前に行ってから銀座線で銀座に向かいました

家を出るのが遅くなったので旦那の野暮用に間に合うような時間に終わる映画もなかなか見つからず、結局、今回はパスしようと思っていた《生誕100年 社会派の巨匠 山本薩夫監督特集》の2本立のうちの1本だけなら観られそうなので「浮草日記」の途中から入って「赤い水」を観ましたが、これがけっこう面白かったです

1963年の作品ですが、今の時代にもそのままあてはまりそうな話で、伊藤雄之助の生臭坊主ぶりが可笑しくてニヤニヤ、伊藤雄之助といっても今ではわかる人も少ないと思いますが…あと八波むと志や大辻伺郎なども懐かしい顔で、森光子さんも出てましたが若いこと!

悪天候なのに場内はけっこうな人で(といっても50人くらいですが)びっくり、さすがに若い観客はちらほらしかいなくて殆どが年配の男性でしたが時に笑い声をあげたりして今では珍しい自由席、入れ替えなしのパトスの雰囲気も楽しんでいるように思いました

銀座シネパトス2 16:50~観客50人程/130席
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