続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ラ・メゾン 小説家と娼婦」(2022仏=ベルギー/シンカ)

《作家であることを隠して高級娼館に潜入したエマ・ベッケルが、その体験をもとにアンダーグラウンドで生きる女性たちのリアルな姿を描き、フランスで賛否両論を巻き起こしたベストセラー小説「La Maison」を映画化。「パリのどこかで、あなたと」「FOUJITA」のアナ・ジラルドがエマ役で主演を務め、「ワンダーボーイ」で監督としても注目される俳優アニッサ・ボンヌフォンがメガホンをとった。》

今年初めての映画だし、こんな大変な時期に観るにはどうなんだろう、とか思いながら今年も新年早々から時間で選んでの鑑賞になったけど、いやはや、思っていたよりさらにエロエロなシーン満載でスクリーンを盗み見しているような気分だったけど、さすがおフランス、エロいけどいやらしくなくて、って、いや、充分えちえちだったけど、ヒロインが小説家という設定なので常に客観性のある語り口というのもあって最後まで引き込まれてしまった。

主演のエマを演じたアナ・ジラルドは役作りのためパリの老舗キャバレー「クレイジーホース」で指導を受けたとのことでまさに渾身の演技というか、惜しげもなく一矢纏わぬ姿を披露して高級娼婦役を熱演。

娼館で働く娼婦たちとそこに通う男たちを観察したお仕事映画のような面も見どころというか、よく考えるとヒロインの苦悩は、生活に困って働くのではなく、自分から飛び込んでのことなので側からみたらお気楽にも見えそうだけど、自分の好奇心を満たしたいという抗えない感情に支配されていることからの苦悩という意味では共感できるところもあるかも。

☆あらすじ☆
フランスからベルリンに移り住んだ27歳の作家エマ。娼婦たちの裏側に興味を抱いた彼女はその実情を理解するべく、高級娼館「ラ・メゾン」に娼婦として潜入する。一緒に働くことで顕になる女性たちの本音や、そこで繰り広げられる刺激的な出来事を、包み隠さずノートにつづっていくエマ。新たな発見に満ちた日々を送るうちに、当初は2週間だったはずが、いつしか2年もの月日が流れていく。
※映画.comより

キャスト
アナ・ジラルド
オーレ・アッティカ
ロッシ・デ・パルマ
ヤニック・レニエ
フィリップ・リボット
ジーナ・ヒメネス
ニキータ・ベルッチ
キャロル・ウェイヤーズ
ルーカス・イングランダー
監督
アニッサ・ボンヌフォン

原題  La maison


89分

R18+

T・ジョイPRINCE品川3 20:20〜観客5人程/210席







名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事