今年初めての映画だし、こんな大変な時期に観るにはどうなんだろう、とか思いながら今年も新年早々から時間で選んでの鑑賞になったけど、いやはや、思っていたよりさらにエロエロなシーン満載でスクリーンを盗み見しているような気分だったけど、さすがおフランス、エロいけどいやらしくなくて、って、いや、充分えちえちだったけど、ヒロインが小説家という設定なので常に客観性のある語り口というのもあって最後まで引き込まれてしまった。
主演のエマを演じたアナ・ジラルドは役作りのためパリの老舗キャバレー「クレイジーホース」で指導を受けたとのことでまさに渾身の演技というか、惜しげもなく一矢纏わぬ姿を披露して高級娼婦役を熱演。
娼館で働く娼婦たちとそこに通う男たちを観察したお仕事映画のような面も見どころというか、よく考えるとヒロインの苦悩は、生活に困って働くのではなく、自分から飛び込んでのことなので側からみたらお気楽にも見えそうだけど、自分の好奇心を満たしたいという抗えない感情に支配されていることからの苦悩という意味では共感できるところもあるかも。
☆あらすじ☆
フランスからベルリンに移り住んだ27歳の作家エマ。娼婦たちの裏側に興味を抱いた彼女はその実情を理解するべく、高級娼館「ラ・メゾン」に娼婦として潜入する。一緒に働くことで顕になる女性たちの本音や、そこで繰り広げられる刺激的な出来事を、包み隠さずノートにつづっていくエマ。新たな発見に満ちた日々を送るうちに、当初は2週間だったはずが、いつしか2年もの月日が流れていく。
※映画.comより
キャスト
アナ・ジラルド
オーレ・アッティカ
ロッシ・デ・パルマ
ヤニック・レニエ
フィリップ・リボット
ジーナ・ヒメネス
ニキータ・ベルッチ
キャロル・ウェイヤーズ
ルーカス・イングランダー
閉
監督
アニッサ・ボンヌフォン
原題 La maison
89分
R18+
T・ジョイPRINCE品川3 20:20〜観客5人程/210席