続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「Winny」(2023/KDDI=ナカチカ)

《ファイル共有ソフト「Winny」の開発者が逮捕され、著作権法違反ほう助の罪に問われた裁判で無罪を勝ち取った一連の事件を、東出昌大主演、「ぜんぶ、ボクのせい」の松本優作監督のメガホンで映画化。金子役を東出、壇弁護士役を三浦貴大がそれぞれ演じるほか、吉岡秀隆、吹越満らが脇を固める。》

これは予告編も目にしたことがなかったけど、実話が元になっていて、しかもネットの情報漏洩とか今に繋がる問題提起に加えて裁判ものとしても退屈させない展開で、さらに加えて警察内の裏金問題など織り交ぜて、あっという間の127分たった。

プログラミングに夢中になると周りが見えなくなるような天才肌の金子勇さんを演じた東出昌大くん、熱血弁護士を演じた三浦貴大さんもよかったけど、なんといっても敏腕弁護士を演じた吹越満さんの説得力のある演技に脱帽!

同時進行の愛媛県警内の裏金資金作りの話しも面白くて、巡査部長を演じた吉岡秀隆くんも熱演していたのに、情報漏洩問題に絡めてのサイドストーリーのせいか少し半端だったのは残念だったというか、この話をメインにWinnyを絡めた話も観てみたいかも。

今から20年ちょっと前から始まる話なので、事件に関わった人たちもまだ健在だったり、実際の風景を覚えていたりする人も多いと思うと作りづらいところもあったと思うけど、そのあたりに配慮しながらの、難しいプログラミングの話や裁判や陳述など退屈しがちな題材をわかりやすく演出した松本優作監督の演出もよかった。

金子勇氏本人が登場する最後までお見逃しなく!

☆あらすじ☆
2002年、データのやりとりが簡単にできるファイル共有ソフト「Winny」を開発した金子勇は、その試用版をインターネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」に公開する。公開後、瞬く間にシェアを伸ばすが、その裏では大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、次第に社会問題へ発展していく。違法コピーした者たちが逮捕される中、開発者の金子も著作権法違反ほう助の容疑で2004年に逮捕されてしまう。金子の弁護を引き受けることとなった弁護士・壇俊光は、金子と共に警察の逮捕の不当性を裁判で主張するが、第一審では有罪判決を下されてしまい……。
※映画.comより

キャスト
東出昌大
三浦貴大
皆川猿時
和田正人
木竜麻生
池田大
金子大地
阿部進之介
渋川清彦
田村泰二郎
渡辺いっけい
吉田羊
吹越満
吉岡秀隆

監督
松本優作

127分

G

TOHOシネマズ日比谷7 17:45〜観客9割程/153席





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