続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「カラーパープル」(2023米/ワーナー・ブラザース映画)

《巨匠スティーブン・スピルバーグが1985年に手がけた名作映画「カラーパープル」をミュージカル映画としてリメイク。ピュリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説と、ブロードウェイでロングランヒットを記録したミュージカル版をもとに再映画化する。主人公セリー役にはブロードウェイ版でも同役を演じたファンテイジア・バリーノを起用し、「ドリーム」のタラジ・P・ヘンソン、実写映画「リトル・マーメイド」のハリー・ベイリー、シンガーソングライターのH.E.R.らが共演。また、ブロードウェイ版でソフィア役を演じてトニー賞にノミネートされたダニエル・ブルックスが本作にも同役で出演し、第96回アカデミー助演女優賞にノミネートされた。》

これは公開当時にも観ているのでミュージカル映画としてリメイクってどうなんだろうと思いながらの鑑賞だったけど、製作総指揮にスピルバーグをはじめ、オリジナル版に出演したオプラ・ウィンフリーや音楽を手がけたクインシー・ジョーンズなどが名を連ねているだけあって、パワフルで贅沢なミュージカルとして甦っていて圧倒された。

20世紀初頭からの時代も怠りなく再現しながらも、リアルに走らずに美しい衣装だったりも、“同じものをリメイクするだけなら、もう一度作る価値はない。この作品の大胆な新バージョンを作ろうと思った”というブリッツ・バザウーレ監督のコメントにも納得!
 
白人社会、男社会など人種差別や男尊女卑の当時を描きつつ不屈の精神で幸せを勝ち取る女性たちの行動力や当たり前の男社会であぐらをかいていた男が改心していく様子など、公開から40年近く経っている今となっては内容を殆ど忘れていたので、感動の大団円を新鮮な気持ちで味わうことができたのも良かった、こんなに大充実のミュージカルなのに観客が旦那と私二人だけの貸切状態だったのはもったいないかも。

☆あらすじ☆
横暴な父に虐待され、10代で望まぬ結婚を強いられた女性セリー。唯一の心の支えである妹とも離れ離れになり、不遇な日々を過ごしていた。そんな中、型破りな生き方の女性たちとの出会いや交流を通して自分の価値に目覚めたセリーは、不屈の精神で自らの人生を切り拓いていく。
※映画.comより

キャスト
ファンテイジア・バリーノ
タラジ・P・ヘンソン
ダニエル・ブルックス
コールマン・ドミンゴ
コーリー・ホーキンズ
H.E.R.
ハリー・ベイリー
アーンジャニュー・エリス=テイラー
フィリシア・パール・エムパーシ
シアラ
デビッド・アラン・グリア
デオン・コール
ジョン・バティステ
ルイス・ゴセット・Jr.
タメラ・マン
エリザベス・マーベル
スティーブン・ヒル

監督
ブリッツ・バザウーレ

原題  The Color Purple


141分

G

T・ジョイPRINCE品川4 17:20〜観客2人/119席







名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事