紀里谷和明監督作品といえば、「CASSHERN」の方はなんだか訳がわからなくて、2009年の「GOEMON」の方はけっこう普通に物語としても機能していた記憶はあるし、忠臣蔵がベースになっていた2015年の「ラスト・ナイツ」の方はクライヴ・オーウェンやモーガン・フリーマンなどキャスティングでなんとか乗り切れたけど、苦手意識があるので今回も警戒しながらの鑑賞だったけど、伊東蒼ちゃんの好演で最後まだ飽きずに観ることができた。
正直なところ、夢と現実、現在と古い時代を行ったり来たりで、夢の持つ意味や少女の使命などよくわからないところだらけでもあったけど、途中からこの前観たシャマラン監督の「ノック 終末の訪問者」が被ってしまったというか、あれもよくわからなかったけど、こちらを観てもからだとなんとなくわかるような気がしたのは収穫だったかも。
希望と絶望を対比させながらの、生きる希望を見出せない少女の再生の物語としても胸に刺さるものがあった、夏木マリさんや出番少ないけど冨永愛さんも印象的!
☆あらすじ☆
事故で親を亡くした高校生のハナは、学校でも自分の居場所を見つけられず、生きる希望を見いだせない日々を送っていた。ある日、ハナの前に政府の特別機関と名乗る男が現れ、男から自分の見た夢を教えてほしいと頼まれる。まったく心当たりがない男の依頼に混乱するハナ。そしてその夜、ハナは奇妙な夢を見る。
※映画.comより
キャスト
伊東蒼
毎熊克哉
朝比奈彩
増田光桜
岩井俊二
市川由衣
又吉直樹
冨永愛
高橋克典
北村一輝
夏木マリ
阿見201
柴崎楓雅
監督
紀里谷和明
135分
PG12
T・ジョイPRINCE品川4 18:10〜観客10人程/119席