《肉体の衰えと心臓発作でプロレスラー生命の危機に直面した中年男が、心のよりどころを求めてさまよう姿を描く》
今日は土曜日なので秋津でお姑さまの妹、大森でお姑さまの様子見をしてから川崎に向かいました
これはミッキー・ロークがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのを知ってから公開をずっと楽しみにしていた作品で観るなら初日にと思ってたので時間的にもバッチリでラッキーでした
内容的には“リングもの”ということでロッキーみたいな起死回生ドラマと思いきや、“そこでしか生きられない”不器用な男のドラマというか、冒頭からひたすらミッキー・ロークの後ろ姿を追い回したカメラに、ミッキー・ローク自身のドキュメンタリーを観ているような切ない思いにかられながらも、レスラーたちとの掛け合いや成り切りの肉体に圧倒されました。
あと、ミッキー・ロークの髪が、植毛してるのでは、なんて思うくらいに豊かで、アップにまとめた髪型なんて可愛いんですよ、失礼ながらあのお年で(といっても私よりは若かったんですね、プチショックw)あれだけあるなんて宝物ですよね、これがニコラス・ケイジだったらちょっと…なんて思ったりしてましたが、なんとパンフを読んだら、制作サイド側ではニコラス・ケイジの起用を考えていたんだそうです、うわおっ(笑)
ちなみに、ダーレン・アロノフスキー監督が主役をミッキー・ロークにすることにこだわったために低予算映画になってしまったんだそうですが、監督の思いに応えて短期間で体を作りプロレス技を身につけたミッキー・ローク、そして、彼に頼まれて主題歌をノーギャラで提供したブルース・スプリングスティーンの心意気にも感激ですよね、基本的にエンドロールに歌は邪魔だと思う私ですが、心に染みました
奇しくも、これを観た当日の夜に内容と被るような訃報を知って複雑な思いがしました、三沢氏のご冥福をお祈りしいたします…。
原題:The Wrestler
チネチッタ6 19:10~観客3割程/244席
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