続・とりあえずの映画鑑賞メモ

斜陽(2009/カエルカフェ)

“他の動物にはなくて、人間にだけあるもの…太宰治の生誕100年目を記念して映画化された太宰の代表作”

《没落していくある一家を描いた原作を現代風にアレンジして描く》

今日はお楽しみの水曜日ですが、出るのが遅くなってしまったので新宿に向かいました

これは上映があるのさえ知らなかった作品でしたが、やはりあまり宣伝していないからなのか場内は閑散としていて、観客は旦那と私とあと女性客が1人いただけでした、受付に4人もスタッフがいたのに観客の方が少なかったりして

で、内容ですが、これまた微妙かも、というか、なんと、サトエリと温水さんが絡むんですよ、有り得ないからっ、なんて内容とは関係ないところで反応してましたが、容姿にこだわらないところが良家の子女たる所以なのかも?

秋原正俊監督はデジタル映画界の奇才と呼ばれているとのこと、“デジタルシネマに早くから取り組んできただけに、全編デジタル撮影ならではのハイクオリティな映像に注目”と解説にありましたが、確かに映像的には面白いんですよ、桜とか自然の描写は息を飲むような美しさなのに人間の描写では荒れて粗雑な感じの映像で、これって狙いなんでしょうか、場面転換の時の、画面が崩れるような映像とかドキリとさせられたり、妙にホラーなところがあって内容とは関係ないところで怖かったです、もしかして秋原正俊監督はホラーを撮らせたら面白いかも

K's cinema17:30~観客3人/84席

コメント一覧

ルパン
>R&R MANさん

すいません、下書きだけ書いて送信し忘れてました(^^;
レスが遅れているうちに「パンドラの匣」の予告編が流れてましたよ。
「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」も公開されるみたいですが、松たか子、浅野忠信共演なので観易いかもですね(^-^)b

太宰作品、私は高校時代にけっこう読んだ覚えはありますが、どれも殆ど覚えてないんですよね、思春期特有のカッコつけたがりでポーズだけはいっちょ前だったのかも、まあ、今読んでも共感できるかはわかりませんけど(^^;
それより、温水さん!
なんというキャスティングでしょう、こんな役柄は最初で最後かも(笑)

パンフも作られてなくて、知る人ぞ知るの映画みたいですが、映像的には面白かったですね、狙いとは違うんでしょうが、怖かったです。
R&R MAN
太宰って、自らの厭世的な滅び気質をコ理屈で粉飾する言い訳で正当化してるッつーか、そーゆー生命力のひ弱さを棚にあげてのええカッコしたがりな姑息さが好きになれないんです。
この作品だと、温水さん扮する小説家に言わしめた、「ボクは生きるのがつらくて仕方ないから、朝から晩まで飲み続けてるんだ」…というようなトコがどうもニャー。
でも、ホント映像がかもす独特のエキゾ感にはヤられちゃいましたけどね。

引き続き、『パンドラの匣』『人間失格』…と太宰作品の公開が控えてるようですが、オレはもう遠慮しとこうと思って升。(苦笑)
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