続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ホモ・サピエンスの涙」(2019スウェーデン=独=ノルウェー/ビターズ・エンド)

?《アレハンドロ・G・イニャリトゥやダーレン・アロノフスキーら名だたる監督たちがファンを公言するスウェーデンの奇才、ロイ・アンダーソン監督による異色の人間ドラマ。ワンシーンワンカットで撮影された全33シーンで、この世の中で生きる人々の悲喜こもごもを映し出す。第76回ヴェネチア映画祭で銀獅子賞の最優秀監督賞を受賞している。》 

まるで美術館で絵画を眺めているような映像が美し過ぎて、字幕を読むのも惜しいような、意味深いナレーションを反芻する間もないような、目と耳が追いつかない状態だったけど、こういうゆっくりしたテンポの作品は大好物なので、もう一度最初から味わってみたくなった、というか、全てスタジオで撮ったとわかったびっくり、街は1/200の縮尺で、聖堂ら50cmの高さなんだそうで、メイキング映像も観てみたくなった。

といっても、内容的にはよくわからないところだらけだったけど、何かを失ったひとたちや廃墟などの映像と、エンディングで流れた音楽を聴いているうちに、この世界全てへの鎮魂歌のようにも思えて胸がいっぱいになってしまった。

あらすじ
とあるベンチに座る男女が他愛もない会話を交わしている。また別の場所では、中年の男が学生の時の友人とのエピソードを話している。レストランでは、初老の男が新聞に夢中で、彼のグラスからはワインが溢れている。ウェイターは何か考え事をしているようで……


76分

監督
ロイ・アンダーソン

キャスト
マッティン・サーネル
イェッシカ・ロウトハンデル
タティアーナ・デローナイ
アンデシュ・ヘルストルム
ヤーン・エイェ・ファルリング
ベングト・バルギウス
トーレ・フリーゲル

ヒューマントラストシネマ有楽町1 19:45~観客5割程/161席


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