続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「そして光ありき」(1989仏=伊・西独/ビターズ・エンド)

《旧ソ連のジョージア出身で、1979年以降はフランス・パリを拠点にさまざまな作品を発表した名匠オタール・イオセリアーニが、全編をアフリカのセネガルで撮影した長編劇映画第5作。ディオラ族の牧歌的な生活と、産業により文化が侵食されていく様を寓話的に描いた。1989年・第46回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。日本では2023年2月、「オタール・イオセリアーニ映画祭 ジョージア、そしてパリ」にて劇場初公開。》

本当はTOHOシネマズ日比谷で本日公開の「Winny」を観たいと思っていたけど荷物も多いし疲れたので時間と場所で選んでこの作品にして大正解!

恥ずかしながらオタール・イオセリアーニ監督の作品を観るのは初めてだったけど、全編アフリカのセネガルで撮影されたというドキュメンタリータッチの映像なんだけど素朴なタッチに油断していたら始まってすぐの“映像マジック”とも言えるようなシーンに仰天からの、男女問わず上半身裸で、男が川で洗濯したり女が弓矢を持って狩りをしたりのディオラ族の暮らしぶりも面白くて画面から目が離せなかった。

まるでサイレント映画のようなセリフの字幕がたまに流れるだけで会話の殆どは字幕なしなんだけど、何故か伝わってくるのも不思議というか、森林伐採で追われてしまったりの文明批判もしっかり織り込まれていて、名匠と呼ばれることに納得、他の作品も観てみたくなった。

☆あらすじ☆
セネガルの森に住むディオラ族。男たちは川で洗濯をし、女たちは弓矢で鹿を狩って暮らしている。女祈祷師のバディニャ、狩人の女ゼズヴェ、そして、怠け者の夫ストゥラと別れ、3人の子どもを連れて再婚するオコノロなど、それぞれの日常が繰り広げられている。しかしその一方で、白人たちによる森林伐採が進み、彼らの暮らす村にも危機が迫っていた。
※映画.comより

キャスト
シガロン・サニャ
サリー・バジー

監督
オタール・イオセリアーニ

原題  Et la lumiere fut

106分

ヒューマントラストシネマ有楽町2 18:35〜観客40人程/62席





名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事