この作品は前から気になっていて、何度か機会はありながら何故か観てなかったけど、都内で観られる映画が限られているこの時期、もうなんでも観ちゃう！って不純な動機での鑑賞だったというのは置いといて、ほんとに不思議だらけな世界なんだけど、乗り物や小道具のユニークな造形や、大がかりな仕掛けとちゃっちい仕掛けの兼ね合いも面白くて、“クー”な世界を楽しむことができた。
パンフに載っている“チャトル=バッツ語小辞典”によると、マッチや加速器など6個の単語のほかは全部“クー”で足りるとか、どうりで何かといえばクークークークーうるさいほどだったけど、先にアニメ版の「クー！キン・ザ・ザ」を観ていたのですんなり入ることができてよかったかも。
あらすじ
ある日、建築技師のマシコフは、「あそこに自分は異星人だという男たちがいる」と困った様子の学生ゲデバンに助けを求められる。異星人など信じられないマシコフが、その男たちが持っていた空間移動装置のボタンを押すと、次の瞬間、マシコフとゲデバンは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲のプリュク星へとワープしていた。そこでは何故か地球のマッチが超貴重品で、2人はマッチの価値を利用してなんとか地球へ帰ろうとするのだが……。
原題 KIN-DZA-DZA!
135分
監督
ゲオルギー・ダネリヤ
キャスト
スタニスラフ・リュブシン
エフゲニー・レオノフ
ユーリー・ヤコヴレフ
レヴァン・ガブリアゼ
ヒューマントラストシネマ有楽町1 17:40～観客40人程/161席
