続・とりあえずの映画鑑賞メモ

肉弾(1968/東宝)

“「独立愚連隊」「日本のいちばん長い日」の岡本喜八監督による戦争ドラマの傑作”

《特攻隊員となった若者が作戦遂行直前に与えられた一日だけの休日に体験した瑞々しい出来事を通して戦争の愚かさとそれによって踏みにじられた幾多の青春への思いをコミカルなタッチで描く》

今日は金曜日ですが夜の書道教室はお休みなのでとりあえず雑用を済ませてからさてさて、お休みとはいえ何か書かないととか思いながらもシネパトスでの特集上映が気になって有楽町に向かいました

これは“名画座開幕”と銘打った銀座シネパトスの特集で8月1日から28日までは「日本映画レトロスペクティブ-Part2-」ということで、残念ながら「原爆の子」と「真空地帯」は終わってしまいましたが、「肉弾」と「私は貝になりたい」は観られそうなので、せっかくの金曜日だし、時期的にも戦争を忘れないような傑作作品は観られる機会に観ておかないとですもんね、この作品も昔、名画座で観た覚えはあるものの、大谷直子さんのヌードくらいしか覚えてなかったし

で、始まってすぐに、最初の海の場面も覚えてたことがわかり、なんか嬉しくなりましたが、あとは殆ど忘れてました、なんで覚えてなかったんだろうと不思議に思うくらいに強烈なラストシーンに圧倒されました、ナレーションの仲代達矢さんの淡々とした語り口も印象的でした。

主演の寺田農さんの痩せた体と大谷直子さんの天女のようなふっくらした体が対照的で、あと女優陣が三橋規子さん、北林谷栄さん、春川ますみさんに菅井きんさんと懐かしい顔が勢揃い、笠智衆さんや天本英世さん、田中邦衛さんも出てました、皆さん当然のことながら若くて感慨深いものがありました

銀座シネパトス3 17:20~観客10人程/72席
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