続・とりあえずの映画鑑賞メモ

私は貝になりたい(1959/東宝)

“戦争の悲惨さを描き日本中で涙を誘った、TV黎明期の傑作ドラマを脚本家橋本忍自ら映画化”

《気の弱い床屋の亭主が、戦時中での捕虜虐待の疑いにより東京裁判にかけられ死刑宣告を受けてしまう不条理を描く》

というわけで「肉弾」の次はこちらです。
これは言わずとしれた名作で、前年の1958年にTVドラマで放送されたものを脚本家・橋本忍が、黒澤組のスタッフの手を借りて、自ら監督を手がけての映画版となり、主演はTV版から引き続きフランキー堺が演じているというもので、私が昔観たのは名画座でだったので、こちらの映画版になると思いますが、主人公の“貝になりたい”というつぶやきを悲痛な思いで受け止めた覚えがあり、昨年の2008版の方の中居ちゃんにはいささか違和感がありましたが、今回改めて観てみたら、うんうん、さすがにフランキー堺さんみたいな味はないけど、軽からず重からず、中居ちゃんもけっこう頑張ってたんだなと思いました、というか、この映画はその時代その時代の俳優さんを起用して何回でもリメイクして語り継いでいってもいいのでは、と思いました

このあと、8月9日から「8月20日にかけて「人間の條件」第1部から第6部の完結編までの上映があるのでタイミング良ければ全部観たいです

銀座シネパトス3 19:20~観客8人程/72席

コメント一覧

ルパン
>いしやんさん

そうでしたか、フランキー堺さんが亡くなる3日前に一緒にお仕事してるとは!
お元気そうだったとのことなので急だったんですね、もう少し年取ってからの演技も観たかったのに残念ですよね(:_;)

銀座のシネパトスはけっこう古い映画もかけてくれるので名画座が少なくなった今では貴重な映画館なんですよ、たまに“エロい”特集もしてるのは昔の名残なのかもですが、そういう時はちゃんとレディースシートも用意してあるみたいです。
いしやん
やっていたのですね 知らなかったです
TV版は 見た覚えがあるんですが 映画版が ある事知らなかったです
僕も 【貝に】と聞くと フランキーさんのイメージしか 思い浮かばないですが

フランキーさんが 亡くなる 3日前
たまたま 行った仕事 主役でした【2時間ドラマ】
まさか その3日後に亡くなるとは 誰も予想つかないほど 元気でだったのに

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事