続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ばしゃ馬さんとビッグマウス」(2013/東映)

“どうかこの人生が、シナリオ通りになりますように…「純喫茶磯辺」「さんかく」などオリジナル作品を意欲的に発表している吉田恵輔監督が、夢を捨てきれない男女の葛藤や挫折、恋模様をユーモラスに描いたヒューマンコメディ”

後半、“夢を叶えるために頑張っているけど叶わない”ということが直接的な台詞で説明される場面が続くので、なんとなく省略して欲しい結婚式のスピーチを聞いているような気分にもなったけど、「私、こんなに頑張っているのに」が口癖の「ばしゃ馬さん」役の麻生久美子さんが相変わらず魅力的でなんとか乗りきれたというか、「俺が本気を出したらスゴイで」と言いながらも一度も作品を書いたことがない「ビッグマウス」の天童役の安田章大くんも頑張っていて面白かった。

着地点はラブストーリー的だったけど“やめる才能、やめない才能”がもうひとつのテーマかも。

《脚本家を目指す34歳の馬淵みち代は、学生時代からコンクールに作品を応募し続けているが落選ばかり。「私、こんなに頑張っているのに」が口癖で、周囲からは「ばしゃ馬さん」と呼ばれている。同じく脚本家志望の28歳・天童義美は、「俺が本気を出したらスゴイで」と言いながらも一度も作品を書いたことがなく、他人の作品を酷評してばかり。そんな「ビッグマウス」の天童が、年上で性格も真逆な馬淵に恋してしまったことから起こる騒動を描く》

馬淵役の麻生久美子、天童役の安田章大(関ジャニ∞)が初共演。

◆CAST
麻生久美子、安田章大、岡田義徳、山田真歩、清水優

118分

丸の内TOEI 2 16:00~観客50人程/360席







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