続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「茜色に焼かれる」(2021/フィルムランド)

?《『川の底からこんにちは』『生きちゃった』の石井裕也監督が、自身の母親をモチーフにメガホンを取った人間ドラマ。人生の逆境に立ち向かう愛情深き母親と、そんな母を気遣いながら学校のいじめに耐え忍ぶ息子の姿を描く。4年ぶりの映画主演となる尾野真千子が母親役を、息子役を和田庵が演じた。共演に片山友希、オダギリジョー、永瀬正敏ら。》

正直なところ尾野真千子さんはちょっと苦手な女優さんだったけど、生活感に溢れたシングルマザー役がハマって、汚れ役も厭わずの説得力のある演技に脱帽!

絵に描いたような逆境家族の物語で、どうしたらいいんだろうと気に病みながらも、どんなに理不尽で不幸でもこれさえあれば乗り切れる、というその一番大切なものが描かれていて、終わってみれば羨ましく思えるような家族の話だった。

尾野真千子さんも素晴らしかったけど
息子役の和田庵くんや、風俗店で一緒に働くケイを演じた片山友希ちゃんも大健闘!

あの池袋の高齢者ドライバーの事故やコロナ禍の今が反映されていたのも興味深いものがあった、早く都内のシネコンも再開されて多くの劇場で上映されてほしい。

あらすじ
7年前の交通事故で夫を亡くした、田中良子。彼女は夫への賠償金を貰わず、義父の面倒を見ながら中学生の息子・純平を育てていた。ある日、経営していたカフェが破綻し良子は仕事をふたつ掛け持つ。だが、それが原因で純平が学校でいじめられるようになり……


144分

R15+

監督
石井裕也

キャスト
尾野真千子
和田庵
片山友希
大塚ヒロタ
芹澤興人
笠原秀幸
泉澤祐希
前田勝
コージ・トクダ
前田亜季
鶴見辰吾
嶋田久作
オダギリジョー
永瀬正敏

TOHOシネマズ川崎8 17:20~観客4割程/116席


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